「車 葎」    アカネ科ヤエムグラ属
「クルマムグラ」    長野県南信濃村 熊伏山登山道にて  (2005.5.21)
岐阜県側から青崩峠に登ると東屋の立つ深い森となり、沢沿いに白い2〜3mmの花が咲いていて、
下の写真は葉の先端と基部の両方とも細く、葉や茎に棘が見られ無いので「クルマムグラ」とした。

北海道・本州・四国・九州の低山〜亜高山帯の林下に自生、6〜7月頃茎先に白色の花を付ける。

花は茎上部に集散状花序を付け、径2〜3mmで4裂し基部は繋がった合弁花の杯形を疎らに付け、
茎の高さ20〜50cm断面四角で稜が有り無毛、葉は披針形で長さ1〜3cm普通6〜8枚輪生、
最大幅は中心部より基部に近い矢尻形、葉の両端はゆるく狭まって尖り、葉は乾くと黒くなる。

花の名前は葉6枚が輪生で車軸を連想「車」、しばしば群落をし「草叢=葎」で「車葎」と付いた。

「オククルマムグラ」は葉自体鈍形で先端だけ急に細く尖り、 茎や葉の縁に棘が見られ区別する。

      山歩き記録 ⇒熊伏山


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