「カキドオシ」
「ツボクサ」
岐阜県八百津町 殿城登山道にて (2007.4.13)
小さな小山の「殿城」に嵩公民館北側の案内も無い登山口より歩き始めると、右側開け一等三角点
の有る「砥山」
が見えて来て、直ぐ先足元のあちらこちらに紅紫色の花が集まって咲いていた。
北海道・本州・四国・九州の野原・道端・藪等に自生、
4〜5月葉脇に紅紫色の花を1〜3個付ける。
花は短い柄の先に付け長さ1.5〜2.5cmの唇形花で、上唇は浅く2裂の下唇が3裂し、上唇の
先は浅く凹み下唇は長く淡紫色斑点が有り中より左右は小形、蕚は長さ7〜9mm5裂し先は尖り、
雄蕊4個中2個は長い。
花が終わると茎が倒れ蔓となり根を出し繁殖し増え、茎の高さ5〜25cmで葉は花の付いている所
からも出で対生し、長い柄が有り長さ1.5〜3cm幅2〜5cmの腎形で、先は円形の基部心形で
縁に先が滑らかな鈍鋸歯が付き、葉を揉むと特有の香りがする。
花の名前は蔓が垣根を越え、隣家の庭迄侵入する事が有り「垣通し(かきどおし)」、別名は狭い
空地にも見られ「坪草・壷草(つぼくさ)」と付いた。
山歩き記録
⇒殿城 | |