「金水引」    バラ科キンミズヒキ属
「キンミズヒキ」      岐阜県七宗町 納古山にて (2009.8.3)
木和谷林道終点に駐車し納古山初級コースを登りかけると、谷沿いの駐車場脇に咲いていた、
左下の黄色い花は花弁が痛んでいる馬の脚形(うまのあしがた)で、その左が「金水引」の蕾。

花の名前は花の付き方や花穂の形が慶事で用いられる「水引」に少し似て、花が黄色で金とし
「金水引(きんみずひき)」と付く。
「キンミズヒキ」      滋賀県伊吹町  伊吹山にて (2006.8.10)
山頂部の喧騒から逃れドライブウエーを下り、北尾根入り口に駐車し降ると涼しい風が吹き、
真っ直ぐ北尾根方面に急登すると、鮮やかな黄色の花が見られたが痛んだ花が多かった。

沖縄を除く日本全国の道端や山野に自生し、7〜10月長い茎や枝の先に多数の花を付け、
花序の長さ10〜20cmに短い柄の有る黄色五弁花を総状に密に付け、大きさ7〜10mm
雄蕊10〜13個の雌蕊が2個。

茎の高さ30〜100cm長毛や短毛が生え、葉は互生し小葉は先が大きい5~9枚の奇数
羽状複葉で縁に鋭鋸歯と葉裏に腺点多数、托葉は大きな鋸歯の有る半卵形で茎を挟む。

伊吹山の花は水引のすーと伸びた茎に小さな花が付くイメージで無く、茎は太く花も花弁が
幅広で大きく繊細な感じはしない。

花の名前はタデ科水引に花の付き方が似て、花が黄色で金とし「金水引(きんみずひき)」、
尚葉先が丸く雄蕊5~8個で全体に小さいのは、 ⇒「姫金水引とされる。

       山歩き記録 ⇒伊吹山


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