「コバノガマズミ」
福井県勝山市 取立山登山口にて (2006.5.31)
「東山いこいの森」の奥に有る林道終点の駐車場から、取立山に向かい幅広い道を登り始めるが花は
何も咲いて無いと思っていると、唯一白い花が咲いていて少し上部にはムラサキヤシオが見られた。
白い花はガマズミで中部地方自生に①ガマズミ②コバノガマズミ③ミヤマガマズミの3種類有り同定
が難しいが、葉が倒卵状長楕円形で先端は鋭く尖り縁に荒鋸歯が有りで②とした、①は広卵形で③は
広倒卵形とされ本種が一番細長い。
本州福島県以西・四国・九州の山地自生の落葉低木で、4〜5月本年枝の先に白い小花を多数付け、
花は径3〜7cmの散房花序に径5mm程の小花を多数付け、花は先が5裂平開した合弁花で、雌蕊
1個は短く雄蕊5個が長く突き出る。
木の高さ2〜4m枝は星状毛で灰白褐色を帯び4稜で、葉は対生し長さ4〜9cm表面星状毛が有り、
裏面は星状毛と脈沿いに長い絹毛が付き、葉柄基部には小托葉。
木の名前は「噛み酢実」又は「神ッ実」が転化説、噛み酢実=噛むと酸っぱい実だと思うが!
尚葉の長さガマズミ6〜14cm本種が4〜9cmと重なっているサイズが有り、上に記した葉の形
で見分けた方が良さそうだ。
天気が良くて花の白色が飛んでしまい不味い写真となった、持っているカメラでも絞り込める筈だが。
山歩き記録
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