「崑崙草」 「広葉崑崙草 (蓼の海崑崙草)  アブラナ科タネツケバナ属
「ヒロハコンロンソウ」   愛知県設楽町 面の木園地にて (2008.6.7)
面の木園地でお気に入りの場所は、背丈の有る林の中に狭い渓流の有る所でのんびりと散歩に良い、
花は沢沿いに咲いて、葉の幅が広く葉柄が基部を僅かだが抱いて「ヒロハコンロンソウ」の様だ。

本州中部地方以北の山地沢沿い等に自生し、5〜6月茎先に1cm程の十字形白花を10数個付ける。

茎は無毛で直立し枝を分け高さ30〜50cm、葉は長い柄が有り羽状複葉で縁に不規則の鋸歯の
有る長さ4~10cmの卵状楕円形で、小葉が3〜4対付き裂片の先は鈍頭又は鋭頭と変化が有り。

葉柄基部に耳状の物が有り茎を抱くが特長、コンロンソウの葉は茎を抱かず葉幅が本種より少し狭い。

花の名前は崑崙草(コンロンソウ)より葉幅が広く、広葉崑崙草(崑崙は下の崑崙草を参照)と付き、
蓼の湖崑崙草(タデノウミコンロンソウ)は、栃木県日光市の「蓼の湖」で最初に発見されて付いた。
「コンロンソウ」   岐阜県本巣市根尾 雷倉にて (2008.5.13)
余り登られて無く自然が一杯で新緑を楽しみながら登り、中腹辺りの岩場に来ると
コンロンソウの白い花が目立つ様になり、花の数も多くこの山で一番咲いていた花。

    山歩き記録 ⇒雷倉
「コンロンソウ」      岐阜県本巣市根尾 上大須にて (2003.5.4)
大白木山に登る為255号を上大須辺りに来ると道路際に咲き、先に山に登って帰りに撮った。

北海道・本州・四国・九州の山地半日陰の湿気た所に自生、4〜7月茎先に白色の花を付ける。

花は総状花序を出し多数球形に付け大きさ7〜10mmの十字状4弁花で、雄蕊6個中2個は
短くほぼ同じ長さの雌蕊1個、花後に細い棒状の実が付く。

茎は直立し高さ20〜70cm軟毛が見られ上部で少し枝を分け、葉は互生し長い柄が有り奇数
羽状複葉で5〜7枚、小葉は長さ4〜10cm幅1〜3cmの長楕円状披針形で、両面に毛が見
られ先が鋭く尖り縁に荒く鋭い鋸歯が有る。

花の名前は白い花を、中央アジア崑崙山脈(こんろんさんみゃく)の万年雪に見立て「崑崙草」。

       山歩き記録 ⇒大白木山


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