「片 栗」    ユリ科カタクリ属
「カタクリ」    岐阜県可児市 鳩吹山にて (2007.3.28)
混雑が予想され午後4時過ぎに行くと、数人しか居なくゆっくり撮影する事が出来た、
満開の様子だがなかなか良い花が見付からず、風が少し有りやり過ごしながら撮影。
「カタクリ」       岐阜県揖斐川町 能郷白山にて (2001.6.3)
能郷谷登山口から長い尾根の急登をし前山に来ると、 「能郷白山」の美しい姿が左手に見え感激し、
その先暫く降った後に山頂へ最後の登りの途中に、風に揺れながら颯爽と咲いていた。

北海道・本州・四国・九州の山地の林に自生、 3〜5月茎先に紅紫色の花を1個付け良く群落を作る。

花は長さ5〜6cmの内花披片×3外花披片×3、17〜20℃以上で開花し 25℃で完全に反り返り、
茎は先で曲り花はほぼ下向きで花弁が反転、雄蕊6個と雄蕊より長い先が3裂の 雌蕊(花柱)1個。

茎の高さ15〜25cmで、葉は花茎下部に普通2枚付き淡緑色長楕円形で時に 表面に紫色の斑紋。

 花の名前は2説有り
  ①花の咲かない片葉の葉に鹿の子模様が入り、 「片葉鹿の子→片鹿子→片栗」に転化した
  ②花後に実が付き重そうに垂れるが、 その実の形が栗の実の中の一片の形に似て「片栗」

片栗粉とし調理に利用は、本種の鱗茎からデンプンを抽出し使用したが 量が少なく現在は使われず、
今は「ジャガイモ・サツマイモ」のデンプンを使用。

       山歩き記録 ⇒能郷白山
「カタクリ」     岐阜県美濃市 今淵ヶ岳にて (2002.4.20)
曇り空の中を山頂手前に来ると、道が錯綜していてカタクリを踏みそうになりながら進む、
空は暗くて花が開いているのは少ない中、下向きに恥らうように寄り添う二人は愛らしい。

      山歩き記録 ⇒今淵ヶ岳


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