「赤葉菜」 「赤花」   アカバナ科アカバナ属
「アカバナ」       岐阜県中津川市 保古ノ湖にて (2007.9.9)
新しく作られた「シロヤシオ渓谷」から深い林を登り、保古ノ湖畔に上がり保古山の山頂を踏み、
その後保古ノ湖畔の北側を歩いていると咲いていた。

北海道・本州・四国・九州の野原の湿地に自生、7〜9月茎上部に淡紅紫色の花を十字状に開く。

花は大きさ5〜10mmの花弁4枚で先は浅く2裂、雄蕊8個で雌蕊1個はこん棒状で大きく、
子房は花柄に見え4稜が有り花柄は短く長さ約1~1.5cm、上に花柱で下は花托に繋がり
雌性生殖細胞分化の部分で4稜が有り、基部花柄は長さ4~8mm萼片4個で萼と子房に腺毛。

走出枝を出し増え、茎は円柱形の高さ30〜70cmと高くよく枝分かれし直立、下部は曲毛
が上部は腺毛が密生し、葉は茎に寄り添い上向きに対生し、卵形〜卵状楕円形で殆ど無柄か
茎を抱き、長さ2〜6cmで縁に鋸歯が有る。

花の名前は夏が過ぎると葉・茎が赤くなり「赤葉」、全草食用になり菜が付き「赤葉菜」と付く。

似る「イワアカバナ」の雌蕊は丸い膨らみで本種はこん棒状。    山歩き記録 ⇒保古山
*アカバナ科アカバナ属    ・イワアカバナ


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