「蝦夷下野」     バラ科シモツケ属
「エゾシモツケ」      北海道川上郡弟子屈町 摩周湖畔にて  (2003.6.23)
北海道の東部をドライブ旅行をして、摩周湖を見ようと下に駐車し摩周第三展望台に急な道を
上がっ行くと、遊歩道際に有る潅木帯の茂みの中に咲いていた。

北海道及び青森県下北半島の日当りの良い岩礫地に自生の落葉低木で、6〜7月頃本年枝の
先に白色の花を多数付ける。

花は直径2〜3cmの散房花序に多数付け、花の径5〜7mm広倒卵形の花弁5個、雄蕊20個
は花弁より長く萼片は楕円形。

茎の高さ約1mとなり良く枝分かれし株状となり若枝は赤褐色で軟毛が付き、葉は長さ2〜4cm
の楕円形~長楕円形で全縁か先端に少数の鋸歯が有り、葉の縁と両面には長軟毛が見られる。

同じ平地に自生の蝦夷白花下野(エゾシロバナシモツケ)は、葉の先端が鋭く尖り縁に二重鋸歯。

花の名前は「北海道=蝦夷」に自生する下野草で、「蝦夷下野(エゾシモツケ)」と付いた。
*バラ科シモツケ属  ・エゾノマルバシモツケ  ・マルバシモツケ  ・ユキヤナギ


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