「イワイチョウ」
「ミズイチョウ」
福井県勝山市 赤兎山にて (2006.6.29)
赤兎山山頂から奥の避難小屋方面に下って、小屋手前の赤池と呼ばれる湿地帯に来ると咲いていて、
池を取り囲む様に白い花が多数咲き綺麗で、又葉の形が深い皿の様に見え面白い様子となっていた。
北海道及び本州中部地方以北の亜高山湿地に自生の一種一属の多年草で、7〜8月頃花茎の先に
数個〜10個の白花を付ける。
花は集散状花序を作り花茎の先に集まり、長さ約8mmの深く5裂の漏斗状合弁花で、花弁に3本
の襞(ひだ)が有り中央部は盛り上がり縁は波打ち、雄蕊5本の雌蕊1本で長さは固体により逆転。
茎の高さ20〜40cm、葉は根生で長い柄が有り質が厚く腎円形で、表面光沢が有り縁に細かい
鈍鋸歯が見られる。
花の名前は葉がイチョウの葉に少し似て、亜高山に自生で岩(イワ)とされ、亜高山=岩は疑問が有り、
別名の「ミズイチョウ」の方が湿地に自生で環境を表し、しっくりすると思う。
山歩き記録
⇒赤兎山
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