「アケボノソウ」
岐阜県関市 板取にて (2007.10.10)
アケボノソウの花は終わり掛けで日の当たる所は終わり、日陰は風が有りなかなか撮れ無く、
大谷沿いはダイモンジソウ
も有るが、蛭が居て落ち着いてシャッターが押せずボケてしまった。
北海道及び本州・四国・九州の山地の湿った草地に自生し、9〜10月茎先や上部の葉脇から
盛んに枝分かれした先に白~クリーム色の花を1個付ける。
花は大きさ約2cm4〜5深裂し、花弁上半に2個の黄緑色密腺溝とその先に黒紫色の細かい
斑点が多数散りばめられ、花弁より少し短い雄蕊5本と中に徳利型花柱(雌蕊)1個が目立ち、
花弁の間に緑色で先が尖った蕚片5個が覗き、萼片は広披針形で長さは花弁の約三分の一。
花の付いた様子は、集散状に枝分かれした先に花を付けるので、円錐状と成り易い。
茎は4稜線が有り直立し高さ50〜80cm上部で分枝、根生葉は長い柄が有り長楕円形で
花の頃は枯れ、茎葉は殆ど無柄で対生し線形〜卵状長楕円形で先は尖り全縁で3本の葉脈。
花の名前は花弁に有る2個の緑色密腺溝を地上の山に、黒紫色斑点を「夜明けの星」に見立て
「曙草(あけぼのそう)」と付いたとされるが、円形だが殆ど平らな密腺溝を山に例えるか?
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