「伊吹虎の尾」   タデ科イブキトラノオ属
「イブキトラノオ」     岐阜県揖斐川町 夜叉ヶ池にて (2009.6.15)
危険は殆ど無い岩場の夜叉壁を登り、夜叉ヶ池を見下ろす辺りにニッコウキスゲと混在し咲いている、
然し見たのはこの辺りだけ、夜叉ヶ池上部の夜叉ヶ丸や三周ヶ岳方面はこの花を全く見られ無かった。

     山歩き記録 ⇒三周ヶ岳
「イブキトラノオ」      長野県茅野市  霧が峰にて (2005.6.23)
車山に登り車山湿原北側を通り、沢渡から車山肩に戻り始めると咲いていたが本数は少ない。

北海道・本州・四国・九州の山地や高原の日当りの良い草地に自生し、7〜9月茎先に白〜
淡紅紫色の花を円筒形に付ける。

花穂は長さ3〜8cmで細長く茎の先端に直立し、蕚片は5深裂し花弁状の長さ3〜4mmで
雄蕊8本は蕚より飛び出し花柱3個。

茎の高さ20〜150cm、根生葉は卵状長楕円か披針形で長さ約20cm幅約5cm、先は
尖り基部は葉柄に沿って流れ、茎葉は互生し披針形で小さく翼状で、茎を抱くか短い柄が付き
上部に行く程柄は短い。

花の名前は先にオカトラノオが有り、花序オカトラノオは曲るが少し似て最初に伊吹山で見付け
イブキトラノオと付く。

尚オカトラノオは郊外の丘や草原に自生し「丘」、虎の尾に似る花穂を付け「丘虎の尾」と付く。

        山歩き記録 ⇒車山


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