「犬酸漿」     ナス科ナス属
「イヌホオズキ」      滋賀県木之本町 己高山登山口近くにて (2010.11.19)
登山口に近い道沿いのスペースは「臨時駐車場・区関係者専用」とされ、林道を入り道の膨らみに駐車、
北ルートで山頂を踏み南ルートで石道寺に下り、紅葉の鶏足寺に寄って一般道を戻る途中に見られた。

日本全国の荒地や道端等に自生し、8〜10月頃茎の節の間から花茎を出し、小さな白色の花を付ける。

花は花柄の出る箇所が次々移る柄の先に、大きさ6〜7mmで先が5裂の合弁花が4〜10個付き平開。

茎の高さ30〜60cm無毛又は短毛が有り良く枝分かれし横に広がり、葉は長い柄が有り互生し紙質
でやや厚く卵形~広卵形で長さ6〜10cm、葉先は三角状に尖り縁に波形の鋸歯有るか全縁で、基部
円形か楔状と色々変化が見られる。

花が終わると7〜10mmの艶の無い緑色球形果実が付き、熟すと黒くなるが実だけで無く全草有毒。

花の名前は草姿がナス科ホオズキ属「酸漿(ホオズキ)」に似るが、花も実も違い「否→犬」と付いた。

似ている「亜米利加犬酸漿(アメリカイヌホオズキ)」は、花茎に花の付く箇所がほぼ1箇所とされる。

         山歩き記録 ⇒己高山
*ナス科ナス属     ・アメリカイヌホオズキ


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