130 | (たかたわやま) 1,303m |
H18年5月25日 9時35分〜13時15分 岐阜県高山市久々野 晴れ |
”白山・黒部五郎岳 穂高岳・乗鞍岳・御嶽山 この眺望は見逃せ無い” | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
すっきりとした快晴になるとの予報に、
眺望が良いとされる久々野の「高屹山」に行く事にする。
道の駅「飛騨街道なぎさ」に寄ると、 野菜とタラノメやヤマウド等山菜も売られていた。 タラノメも200円で随分多く、山で苦労して取らなくても買った方が良い。 久々野の町に入る手前飛騨川の向こうに久々野発電所と青い橋を見て直ぐ、 トンネルの手前を左に上がり町へ入った。 最初の信号を左にコープ久々野を見て右折し、87号に入ると高山線を潜る。 その先右奥に吊橋が見えるが車は通れない、 右に橋が見え三叉路に来ると高屹山の案内が立ち右折した。 橋を渡り「河川公園」「クリーンセンター・衛生センター」の下に、「高屹山」の指標を見て右に入り少し行くと衛生センターに突き当たり、左に曲がり衛生センターを右に巻く様に進む。
舗装された良い道を行くと右にクリーンセンターが見え、 ここから舗装は無くなり林道を進むと分岐の所に「高屹山登山口」の立派な案内が立ち、戸惑う事無く登山口に着いた。 林道の様子は時々水を流す為深く掘られた箇所は有るが、全般に問題無い為普通車でもOKだと思う、数台は止められる広場に登山案内看板が立ち、右には山へ直ぐ入る道が有り左は林道が続いていた。
周回コースの基点となっている場所で、 9時35分右回りコースで登る為左に進む。 幅広い林道を歩いて行くと少しで終わり山に入って行くが、 ここにも案内指標が立っていた。
直ぐ谷の道となり岩がごろごろし、最近の雨のせいか道に水が流れて歩き難い、出来るだけ濡れない様に又滑らない様に注意して登って行くと、タチツボスミレが咲いている。
花はタチツボスミレと変わり無いが枝分かれし背が高く、 違う名前かもと思い写真を撮って置く。 湿った登山道でシダが出てきた、 相変わらず登り難い道が続いているので急では無いが結構疲れる。
心配した虫は少ないので助かるし、気温も高く無い様で少し暑く感じる程度で、苔が着いた岩の上に「右折れ岩」と案内が有り、道が右に曲がる場所から「右折れ岩」としたと思う。
10時05分ここで初めての休憩をする、 白花エンレイソウが咲いているが一株だけ。 ヤマタツナミソウを撮ろうとするが風で揺れが止まらない、 暫く待つも変わらず下の方でも同じだった。
今日の風は弱いが谷の為通り道となっている様だ、ふと登って来た谷の先を見ると真っ白な山が見え白山だ、今日は花で無く眺望を期待しこの山に来た、こんな事はしてられ無いと花は止め登って行く。
シダが一杯で新緑と合わせてこれも美しい、 時々木の名前が書かれた立派なプレートが見られる。
谷の中の道を外れ右山の道となり少しは歩き易くなったが、 未だ石が多い道だ。
大きな岩の間を通ると左に回り込み、 10時30分「ゴジラの背」と書いたプレートの所に上がる。
岩がゴジラの背のようになっているので面白い、 この場所から白山が綺麗に見え未だ真っ白だ。 直ぐ上に進むと「お立ち岩」と案内が有り、 船山・川上岳・位山が近くに見えその右に白山が続く。
船山と位山に挟まれ川上岳は僅かしか見えず、若い頃何度も来た船山のスキー場は明瞭に見え、なだらかな幅広い一本ゲレンデの記憶だが、上部にコースを増設した様だ。 位山もゲレンデが見え短いゲレンデであっという間に滑走は終わる、 両スキー場共懐かしい。
ここからは尾根の歩き易い道となった、 右後に格好が良く気になる山が見えているが御前山?右に御嶽山の上部が見えてきた、近くて大きいのでビックリする程だ。 急登が始りほぼ一直線に登って行くが、岩がごろごろしている道より歩き易い。
登り切ると11時05分、 「ふれあい広場」と書かれている名前の通り広く刈り払われた所に着いた。 白山と御嶽山はすっきり見え、 乗鞍岳、穂高岳、笠ヶ岳は木の間から眺められ素晴らしい眺望。
笠ヶ岳の左に真っ白な形の良い山が見えていて、 山の名前はと思っていると山名が書かれた看板が有る。
見ると黒部五郎岳で、名の知れた山々が揃って見られるとは貴重な山だ。 御嶽山と乗鞍岳が近いので特に大きいが、その他の山も結構大きく見えている。 少し霞んでいるがこれだけ見られるのなら十分、 誰もいない広場でゆっくり昼食とした。 何度も何度もぐるぐる歩き回り、眺望を楽しんで12時山頂に向かう。 緩やかに下り軽く登り返すと12時05分「高屹山」山頂に着いた。 中央に三等三角点「桐山(きりやま)」の有るぽっこりと尖った山頂らしい所で、 ここも眺望は抜群となっている。 特にふれあい広場では木の間に見えていた穂高岳や笠・黒部五郎が、 こちらはまるっと見えていた。
只し乗鞍岳は見辛いがここの場所の方が好みだ、然し狭いので大勢が休むのは難しい、 又もゆっくり眺望を楽しみ、12時30分下山道の指標に従い南に降って行く。
笹の切り開かれたしっかりした尾根道を急降下する、 暫く降ると背後に乗鞍岳の剣が峰が見えてきた。 その内に左側が開けてきて、大きな谷を隔てて御嶽山も見えるようになる。
降るに従い御嶽山は山頂部しか見えなくなり、 樹林帯に入ると少しで前方明るい所に林道が有った。
林道の先の方に指標が見えるので真っ直ぐ歩いて行くと、 指標には下山道と書かれている。 右下に進むと杉林の中、左は深い谷の右山の道を降って行く。
沢が近くなると自然林となり少しで、13時15分車に戻った。 ⇒「高屹山の眺望拡大写真」 最初の谷コースは歩き難いが距離は短く、尾根に上がれば良い道が続いている。 今日は少し霞んでいたが、 秋の澄んだ時に登れば素晴らしい眺望に満足する事は間違い無い。 指標は随所に立てられているので、迷う心配も無くお勧めの山だ。
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確認出来た山: ・白山 ・北ノ俣岳 ・薬師岳 ・黒部五郎岳 ・槍ヶ岳 ・穂高岳 ・乗鞍岳、 ・御嶽山 ・御前山 ・船山 ・川上岳 ・位山 出会った花: ・オオタチツボスミレ ・ヤマタツナミソウ ・シロバナエンレイソウ |