305
百々ヶ峰
(どどがみね) 418m
「往;西山4号墳ルート」
「複;松尾池南稜ルート」
H21年11月26日
12時10分〜15時30分
岐阜県 岐阜市
晴れ
”ルートを変えると
 違う楽しさが有り
全ての道を歩きたい”
 体調を崩して暫く山歩きを止めていた、 少し良くなったと思うので軽い所にと百々ヶ峰に行く事にする。

 この山の南面は松尾池から「白山展望地」「南稜直登」ルートは歩いたが、 他に5本ルートが有る様だ。

左に入山口、写真では分かり難いが実際は明瞭
 未踏の道を歩こうと松尾池下から南谷道を通り、 松籟団地を抜け西山4号墳ルートで反射板に上がり松籟団地三の谷ルートを降り、 松籟団地不動岩ルートを登り返し百々ヶ峰山頂を踏み松尾池南稜ルートで 戻る予定で出掛ける。

 長良川右岸道路94号を走り松尾池に行く道「岩舟荘」の看板を見たが、 通り過ぎ雄総のコンビニで昼食を買った。

 戻り岩舟荘の看板から北に進み狭い川沿いの道を松尾池に向う、 集落の先の園地や道の膨らみに多くの車が止っている。

 カーブミラーが二つ立つ間の南谷道の入口を過ぎ、 松尾池下の正規の駐車場に着くも一杯だ。

 南谷道前の道の膨らみに1台駐車され止められ無い、 少し戻り邪魔にならない道の膨らみに駐車する。

 遅くなってしまったが、 12時10分木に「松尾池下登山口」と札が掛けて有る所から入って行く。
  (*2010年2月にここを入りましたら、 松尾池下登山口」の札は無くなっていました。)
入口には「松尾池下登山口」の案内が有る
(2010年2月案内が無くなっていた)
笹竹の間を上がる

 右に緩く上がると背丈の有る笹竹の間を行き、左にカーブすると直ぐ分岐に来た。

 右に直角に曲がるのが帰りに使う南稜ルートの様だ、 真っ直ぐ雑木のトンネル状の所に入る。
分岐は直進、右は南稜ルート白いテープ 竹林は道なりに右にカーブして進む

 道はしっかり付いているが竹林に来ると分岐の様な所に来て、道の濃い右に進んだ、 左下が谷の様子となり少し登ると堰堤に来て、 手前で沢を渡り堰堤の上に出て今度は右側谷と変わった。
道は割りと明瞭に付いている 谷から離れて右へ登って行く

 然し少しで谷を渡るとどんどん斜面を登って谷から離れて行き、左にカーブし 谷芯方面に向うと思っていると、平らな広々とした所となり谷は消滅の状態となる。
谷が消滅した広々とした場所

 地形図でも広い平坦な場所と読めるここは、 枯木が転がり自然の様相で良い雰囲気だ。

 降りになって左側谷が出て来ると低木が茂り道は隠れ気味だが、 良く見ると右に道は降っている。
草木で道が隠れる所は右に降る 土砂で道が見え無い所は真っ直進

 直ぐ明瞭な道になったと思ったら、上から土砂が流れて踏み跡が無く 水が少し流れている所に来た、アレと思ったが地形から真っ直ぐしか無く進むと、 先に道は続いていた。
再び広々とした林を緩やかに下る

 緩やかな降りになると再び広々とした気持ちの良い林となり、 そろそろ堰堤が近く松籟団地岡口谷の「三の谷・不動岩ルート」分岐が有る筈。

 堰堤が見え堰堤際で沢を渡る、 沢は石に乗って渡ったが雨後で水が出たら濡れずに通過出来るのか?
堰堤の上を通過 「弘霊不動奥之院」の石柱

 谷側低いコンクリート壁が続くと右側に古い石柱が有り、 読み難いが「弘霊不動奥之院」と彫られている。

 直ぐ先の山側に道がV字型に戻って付いている、 これが岡口谷の松籟団地三の谷・不動岩ルートの様だ。
右から下りて来た、山側に松籟団地三の谷・不動岩ルート 上に小屋と社が見える

 コンクリート壁が高くなり右上に社と小屋を見て、 谷は岩が多いと思った先車止めに来て松籟団地に入る。
渓谷風の所を通過 車止めが見えてきて松籟団地に

 道は二又となるが山に入るのでと、右の山裾の道を進むと全く人影が無い、 山側には立派な家が何軒も建ち、右手斜めに道が上がるのを見送ると突き当たりに来た。
松籟団地の山側を進む 真福禅寺正門

 左に入り最初の道を右に曲がると神社を巻く様になり、 右にお寺が見えているので進む。

 お寺の左にお墓が有りそこが西山4号墳ルート登山口で、 真福禅寺の石柱の前を左に曲がり広い駐車場に来ると奥の山の斜面にお墓が見えている、 駐車場は止めさせて頂いても良いかなと思う程広い。
お墓の中のドコモ電波塔と山の上に反射板 お墓の奥右の地道へ

 お墓の中に大きな電波塔が立ち車道が続き入る、 電波塔はドコモの物で横を通り上がって行くと、 舗装車道は終点となり右手に道が続いている。

 左奥に西山4号墳と思う白い標柱が見え、 このルート名が西山4号墳なので登山口はあちらかなと思った。
幅広い道が付いている 網が掛かった大岩

 取り敢えず真っ直ぐ入ってみようとお墓の間の地道を進み、 山の中に入ったら道が続いている。

 指標等は何も無いが明瞭な道で登って行く、 少し入ると岩に網状の鋼線が架けて有り落下防止の様だ。
電柱の横を通過 岩が出て来る様になった

 右手電柱が有るが上はアンテナだった、道は上にしっかり続きテープも多く見られ登って行く、 雑木林の登りだが急で太陽が差し込み暑い、岩が出てきたので腰掛けて水を飲み休む。
背後に金華山と長良川が見える様になる

 背後に金華山が見えて来てこの辺りから木の背丈が低く、 以前山火事で燃えてしまったと聞いている。

 今は火事の痕跡は木の高さ位しか感じない、 眺望が得られる様になったが登りが苦しくなってきた。
西方面は完全に霞んでいる 一段と大きな岩に金網

 標高差300m弱の登りだが大分体力が落ちている、 何度も止りながら登って行く。

上がった所は西側反射板直ぐ
 叉も岩に網が架けた大岩に来るが如何にも崩れそうで、 斜面もザレてきて登り難くなる。

 道もあちらこちらに付いている様に見え、 逆に何処でも登れる状態だ。

 もう直ぐ着きそうだと思いながら行くが、 反射板が見えて来ないと思っていると道は急になだらかに変わる。

 直ぐ道が有り西側反射板金網の角に出た、 急斜面でここから降りる時は分かり難い。

 三角形の石とテープが付くのが目印、 右に進み東側反射板の前で休んで昼食とする。

 暫く振りと登り難い道で疲れたので一旦下り登り返すジグザグは諦め、 百々ヶ峰山頂を踏み松尾池南稜ルートで戻ろう。

 山頂に向い降り暗部に来ると指標が立ち松籟団地へと有る、 降る予定だった「松籟団地三の谷ルート」。
四等三角点「下岩崎」は道の際に 幅広い遊歩道

 この分岐は前にも見ていて、 少し登り返すと四等三角点「下岩崎(しもいわさき)」の有るコブに来た。

三角点から降る途中の眺望
 先程の反射板のコブを真福寺山と言うと、 ルート名の参考にした『ウィキペディア(Wikipedia)』に書かれている。

 そしてこの三角点は「真福寺山三角点」とされているが、 以前の地形図はここが百々ヶ峰山頂だった。

 2007年に変更となり東の418mが山頂でここを 西峰(山歩きの人は正式変更前2007年以前から地形図は間違い)と呼んでいる。

 然し地元が昔から真福寺山としていたのなら、 西峰の呼称は止め「真福寺山」「真福寺山三角点」を復活させるべき。

 只昔から呼ばれていたか、 叉お寺に「真福禅寺」と禅の字が入っているのが気に掛る?

 ジグザグに降る途中の眺望ポイントでは、 高賀山から片知山の稜線が見えていたが中央アルプスは雲の中。

 遊歩道に出て味気無いので旧の山道を歩くと、 黄葉が残っていてなかなか良い感じの道が続く。
旧道を行くと道の両側紅葉が楽しめた 不動岩ルートの指標

 又遊歩道に出たが直ぐ旧道が有り入ると指標が立ち、右「不動岩を経て(難路) 松籟団地へ」の分岐に来た、ここが一旦降り登り返そうと思っていた不動岩ルート 分岐だが、下は急で厳しい斜面が続いていそうだ。

 遊歩道に出ては旧道を選択し旧道のコブに来ると、目立つ「東海自然歩道」 の看板が木に架けて有り離れてもう1枚案内が見られる、 ここから右に派生する尾根が松尾池南稜ルート。
松尾池南稜ルートの入口コブの看板 山頂手前の電波中継所

 山頂を踏もうと直進し遊歩道に出たが直ぐ旧道が有り入ると、電波中継所を見て 三等三角点「百々峰(ももがみね)」の有る山頂に着いた。  (点の記は百々の後に「ヶ」が入って無く、 読みは「ももがみね」と記載)

百々ヶ峰山頂の展望台 三等三角点「百々峰(ももがみね)」

 結構広い山頂は大きくて立派な展望台が有り、 展望台の上に犬を連れた単独の男性が居るだけで、 14時40分と時間が遅いせいか百々ヶ峰にしては静かな山頂となっている。
かなり霞んできた金華山と長良川

金華山直ぐ東の船伏山・岩田山はくっきり見えている

 男性が帰られ展望台に上がったりしてゆっくり休憩し、 15時来た道を戻って行く。
南稜ルート入口は倒木の有る所 直ぐ明瞭な登山道が続く

 先程の東海自然歩道の看板が掛かるコブから南に入ったが、 倒木が有り一見入らないでの合図に見える。

 近付くとそうでもなく、結構踏まれていてしっかり付いた道が降っていた。
道は良く踏まれた自然林の道 立入り禁止とロープが張られている

 時々左手が開け紅葉が美しい山が見え、 どんどん降ると紐が張られ立入り禁止の札も付いている。

 先は急に落ち込んだ様子(鉱山跡)、危険防止の為紐が張られている様で、 下に回り込むと険しい崖状となり狭くて深い二つの穴が開いているのが間近で見えた。
穴が見えて中は深い 下に岩舟荘が見える

 その先降って行くと大岩に来た、 谷向こうに松尾池と芝生広場方面の山が見え山水画の様相をしている。

 然し下半分が日陰で強い日差しが射す上部とのコントラストが強過ぎ、 一枚の写真となら無い。
谷向こうの山肌の紅葉

 左の山は全景が見え紅葉が映えていて、 下の谷間には登山口の岩舟荘が見えている。

 なだらかになってきて南谷道が合流し、15時35分車に戻った。
松尾池・・山の紅葉が池に写っている

 松尾池に行き紅葉に少し遅かったが写真を撮り帰る、 池の周辺には未だ大勢のカメラを持った人が居た。

  ⇒「松尾池の紅葉」

 *別ルート及び関連ルートの記録
 ①H18年1月22日  松尾池下〜南稜直登ルート〜百々ヶ峰〜反射板 〜百々ヶ峰〜権現山〜白山展望地〜松尾池

 ②H20年2月18日  ふれあいの森〜免許試験場〜源太峰〜白山展望地〜権現山 〜百々ヶ峰〜反射板〜5番鉄塔〜ふれあいの森

 ルート名は『ウィキペディア(Wikipedia)』を基本にし、 名前の無いルートは私が勝手に付けています。

 西山4号墳ルートはウィキペディアからで、反射板の山を真福寺山とするなら 「真福寺ルート」が良い、このルートは上部ザレて登り難いが眺望が良く、 帰りの「南稜ルート」は時々眺望が開け道も良くお勧め。


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本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
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出会った花:  無し


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