257 | (いわごやさん)799m 鹿島山 (かしまやま)912m |
H20年5月21日 11時10分〜16時35分 愛知県 設楽町 晴れ |
”険しい岩古谷山も きちんと整備され 普通に登れる山” | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
平山明神山に登った時お会いした方から、
「岩古谷山」は堤石トンネルのルートが良いと教えて頂いた。
堤石トンネルから登れば早くに「岩古谷山」山頂に着けそうで、 堤石峠から明神山迄行くか大鈴山方面へ行き鹿島山経由で戻るとしよう。 堤石トンネルは473号平山明神山登山口の手前で、 行ったばかりの為アプローチは分かっている。 前回と同じ岩村から257号を南下し、 稲武を抜け設楽に入ると473号に左折した。 和市の集落を抜け暫くで堤石トンネルに来て、 少し手前の右手に道の膨らみが有り駐車する。 ここは3台程度止められ、 トンネル手前左側にも道の膨らみは有るが余り広くは無い。 11時10分歩き始める、 時間的に遅いが日が長くなったので山頂から先に行っても良さそう。 トンネルに向って歩いて行くと、 トンネル際の右手に東海自然歩道の看板を見て入った。
廻り込みコンクリート階段を登ると、 「天竜奥三河国定公園・第一種特別地域・岩古谷山」の看板が有る。 階段横には「愛知県指定名称岩古谷山」の白い標柱が見られた。
進むと直ぐ大岩が見られ、「こうもり穴」となっている。 岩壁の間に作られた遊歩道を上って行くと見上げる様な大岩壁に来た、 女滝となっているが滝の水は見られ無く湿気ていると言う程度。
直ぐ上の反対側が男滝で少し滝の水が落ちているが、 写真に写ら無い僅かの水量で滝を楽しむ程は無い。 岩壁は大きく見応え十分でこれだけでも一見の価値が有った、 只し雨後であれば滝状になるかも。
拝殿の横を通り抜けるとコンクリート階段の登りとなり、各所に階段が作られている様で、 岩がゴロゴロしている間を登って行くとベンチの有る平坦な所に来た、 先には階段の急登が待っている。
水場が有るが持参の水を飲んで休憩していると、 二人の男性が下りてきて道が痛んでいると言われた。 コンクリート階段を登り切り谷を回り込む所に来た、 この辺りが少し崩れているが危険箇所は無い。
東屋に来たが余り眺望は開けて無い、 その先壊れかけた梯子を登ると平坦な道となった。
暫く進むと岩場に来て鎖が2本下がっている、 結構長いが勾配はそんなに急では無い。
足場もしっかりし簡単に登り切ると山が見え左から鹿島山・大鈴山・明神山だと思う、 鹿島山と大鈴山が格好良く見えていて行ってみたくなった。
なだらかに進むと細い尾根上の道となり、 右に岩盤の間に隙間が有る所を通過する。 11時55分平坦でぽっかりと開けている所に出た、 岩古谷山の山名板が立ちここが山頂の様で、 中央何かの跡が有り周囲ベンチの積りだと思うが板で四角く囲われていた。
木の間から三ツ瀬明神山が山名板の背後に見えているが、眺望は余り良く無い、 奥に行くと直ぐ一基のベンチが置かれ、その先岩壁の上に立つ事が出来る。
大きく広がっていて、正面には三ツ瀬明神山が見えていた。 その先直ぐ左に鞍掛山への縦走路の階段が下り、 かなりの急降下をして進む様になっている。
正面は岩塊が有り岩古谷山の山名板が立てられている、 先程の東海自然歩道の看板の所が山頂か、それともここが山頂なのか?
直ぐ近くなのでどちらも山頂で良いような気がする、 岩の上からは鞍掛山・宇連山が見えていた。 戻り堤石峠方面に下って少し行くと、岩の上に出てここも大きく眺望が得られる。
やはり三ツ瀬明神山が正面に、 左の端には特異な形の平山明神山が見えていた。 ここから岩場の急降下が始まった、 ただ手摺が付いた階段が作られて危険では無い。
両側ロープが張られていたり、 丸太を敷き詰めた道が有ったりして切り立った地形に苦労している。
急な階段を息を切らしながら登ると普通の山道となり、 少しで急降下して行くように変わった。 下り暗部に来るとベンチが幾つも有り、 12時40分堤石峠(つつみいしとうげ)に着く。 左右に道が見られ、和市(わいち)と黒倉(くろくら)の集落を結んだ 堤石峠の説明看板が立っている。
左は東海自然歩道が続き、和市の登山口に行く道だ。 右手奥に「平山明神山・100分」と、 赤い矢印形の「平山明神山・大鈴山」指標が立っている。
少し入ると早くも岩場が出てきた、 岩を掴んで登るがその後も険しい道が続いてロープ場に来た。 ロープが無いと登るのが難しい斜面で、 上がると左に小さな空間が有り和市の集落が見下ろせる。 写真を撮ろうとするとバッテリー切れで予備の電池と入れ替えたが、 反応しないのでカメラ故障? それにしても険しい道が続く、 只大勢の人が通っている様で踏み跡が明瞭に着き捜す事は無い。 コブに上がると直ぐ急降下する、 地形図には右に大神田への破線が有るが気が付か無かった。 岩場の急降下をして叉凄い急登となる、 このコースはロープが無いと通過がかなり難しい。 やっと登り切ると右に降って行く、 左に道が見られるが地形図の破線の道なのか?只余り歩かれて無い様で、 右への下る道の方がはっきりしている。 ここも岩場の急降下で険しい道が続き、 今度は急登してその後暫くはなだらかな道となった。 又急登が始まった、標高点867mへの登りだが疲れが出てなかなか登れ無い、 それに熱いのでフーフー言いながら13時40分登り切り、岩に腰掛けて昼食とする。 ここは林の中で全く眺望は無いが、風が通り抜け気持ちが良い。 堤石峠から800m程度の距離を1時間も掛かっていて如何に厳しい道かが分かる、 この道を戻るのは止めて鹿島山経由和市に下ろう、 明神山もつい先日行った所で然も今日は霞んでいるので寄るのは止めにした。 14時先へ降るがここも急降下だ、 大きな岩に来たが立ったままでは急で危ない、ずりながら降るのか? パンツが破れないかと思い振り向くと右手にテープが付いている、 戻りそちらに入るとちゃんと道が付き、 今迄も時々テープが付いていたし指標も何箇所か見られた。 降り切りいよいよ明神山・大鈴山従走路分岐への登りに来た、 先の岩壁を単独の男性が下りていて下りられるのを待ち「厳しい道ですね」と言うと、 「こんなに厳しい道と思わ無かった」と返ってきた。 この道を通って明神山に行かれ同じ道を戻られている所の様だ、 「この道はもう止めて鹿島山から戻ります」と言うと、 「大鈴山の登りが厳しそうで同じ道を戻る」との事。 確かに先回登った時苦しかったが、 難路のアップダウンの連続より歩き易い分楽だと思うが? ロープを使い登ると普通の山道の急登となるが、 867mPで昼食休憩したのであっけなく登り切った。 14時20分「平山明神山・大鈴山・岩古谷山」の指標が立ち、 先日来て見覚えの有る所に上がった、 左の大鈴山方面に下って行くが来たばかりで良く覚えているので新鮮味は無い。 どんどん降って急登に入り暫く登って行くも、 堪らず座って休憩するがそんなに暑く無いので助かる。 15時大鈴山分岐に上がり大鈴山はパスし左に進む、 ここには「大鈴山・鹿島山」の指標が立っていた。 緩やかに下って行くと今迄人口林が多かったが、 ここから自然林の気持ちの良い道が続き道は明瞭で岩場も無い普通の山道だ、 どんどん降り1本の松枯れの大木を過ぎると分岐に来て、ここにも指標が立っているが、 直ぐ先が山頂で15時30分大岩の見られる鹿島山に着いた。 杉林の中で眺望は全く得られ無い、ノートが置いて有るので記帳し水を飲み少しで 下山に掛かる、かなり急な降りだがジグザグに道が付けられ下り易い。 然し杉林の中は単調で嫌になって来た頃神社が見えてきた、道から外れ神社に入ると 大杉が立ち建物も立派で「池葉守護神社(いけばしゅごじんじゃ)」と有る。 鳥居を出で舗装された道を横切ると真っ直ぐに遊歩道(参拝道?)が続き、 東海自然歩道の標識も出て来て土留め階段が続く様になった。 水場が有るが周囲湿気て休む気になら無い雰囲気で、 少し水を口にしたが周囲のイメージのせいか上手いと思わ無かった、 同じ様な杉林の中を降って行くと道を横切りお墓の横を通って再度道を横切り、 民家の直ぐ際を通り左に川を見ながら473号に出た。 左に橋を渡って直ぐ東海自然歩道の岩古谷山登山口の案内を見て、 車道を歩き16時30分駐車地に戻る、車道歩きを心配したが10分強の短い為か 叉車も少ないせいか、全く気になら無かった。
堤石峠から明神山・大鈴山従走路迄は、アップダウンとロープ場が何度も出てくる 難路でアスレチック的な歩きが好きな方には一番のお勧めルートだが、 一般の山歩きとしては回避すべき道。 只この周回コースは岩古谷山の見所を網羅し、 平山明神山や大鈴山も楽しめ充実した山歩きが出来る。 途中から写真無しのレポになってしまって残念、 結局カメラは予備の電池の充電忘れだった。 「関連ルートの記録」 ⇒H19年5月15日 大神田登山口〜平山明神山〜大鈴山
出会った花: なし | |