256 | (みょうじんやま)(ひらやま) 970m 大鈴山 (おおすずやま)1,011m |
H20年5月15日
10時45分〜15時35分 愛知県 設楽町 晴れ |
”眺望に恵まれて のんびり楽しむ 只し途中は 殆ど人工林の中” | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「天狗棚」や「碁盤石山」に登り、
こちらの方面も割合早く登山口に到着出来るのが分かった。 岩峰の頂を持つとされ面白そうなので、 「平山明神山」に行って見る事にする。
「平山」はこの山の南の土地の名前が付いている。 岩村から257号で稲武を通り、設楽町で左折し473号に進んだ。 狭い堤石トンネルを抜け黒倉集落に来て左側、 「平山明神山」案内が有り473号と分かれ入って行く。 道幅は広く無いが舗装道を進むと、 右下に大神田(おおかんだ)集落が見え石に刻まれた登山口に着いた。 左側道の膨らみが有り1台車が止って、二人の男性が登る準備をしている 後ろに駐車する。 ここは4台程度止められ、直ぐ先カーブ地点には多数駐車可能な道の膨らみが有った。 お二人の内一人はハンサムな外国の方だ、10時45分先に歩き始め少し登ると「山の神」の案内が有り左に入ると、直ぐに石組みに小さな祠が有りお参りをする。
その間に二人の男性が先に進まれ、 杉林の中をジグザグに登って行く道は歩き易い。
岩が出て来て少し険しくなったが、それでも歩き易い登山道が続いている。
巨大な岩塊に来て右に巻いて入ると狭い急な道となった、岩に掴まり無理に登ったが先に道は無さそうで道が違っている様だ、岩から急降下し戻ると岩塊の左に正規の道が有った。 踏み跡が付き皆さんが入っている様で以前は何か有ったのか?岩の上には何も無く眺望も利か無い。
少し登るとベンチに二人が休憩され、外国の人はオーストラリアから半年位遊びに来ているとの事、来週は南アルプスに登る予定と言われ、本格的に山登りしている方達だ。 「大鈴山迄行く積り」と言われるので、 「何か見所が有りますか」と聞くと「初めてで分から無い」との回答。
先に進むと夫婦岩の案内が有り道から離れ右に入ると、狭い道のアップダウンの先に大岩が二つ有り、突き出た崖の所だが眺望も余り得られず夫婦岩も特に珍しいと言える物では無い。 道に戻り進むと大岩壁の下を通るが腕が悪く残念ながら写真が上手く撮れず、分岐に来たらステンレス板だと思うが、きらきら光っている板に点字で右「明神山」左「大鈴山」となっていた。
右の山頂方面に進むと直ぐ分岐に来て、落ちた指標に右「明神山」左「小明神・岩古谷山・大鈴山」と有り、右に入ると「ヒメイワカガミ群生地」の案内が立ち、かなり小さなイワカガミの葉が見られる。 「東の覗き」と「小鷹大明神」の指標を見て、 11時56分直ぐ上の小高い所の「平山明神山」山頂に着いた。
ここにお二人が休んでみえるが林の中で全く眺望は得られ無い、少し休み南に下り大岩の間の狭い所に小さな祠の有る「小鷹大明神」に行く。
南が開けて岩の上に立つと大きく広がり、 見えている山は鞍掛山か? 戻り東の覗きに入ると、 ここも岩の上に立てる様になっていて冠雪した南アルプスが見えた。
形の良い三角垂の山の名前は聖岳?、 かなり南に来ているので今迄見ている南アルプスと大分違っている。
三ツ瀬の「明神山」が見え、反対側には少し遠いが「茶臼山」が確認出来た。
戻り「西の覗き」に行くと、ここにお二人が眺望を楽しんで見える。
こちらは一層大きく広がっていて、岩の上に立つと大展望が得られ楽しめるが狭い。
大鈴山が見えていてかなり降って登る様だが、近くに見えるので行ってみよう。 分岐に戻り大鈴山方面に向う、 直ぐ岩稜に来るとナイフブリッジとなっていて上でお二人が眺望を楽しんでいる。
直ぐの所が急だがその先は普通に歩いて登れた、 気持ち良く開けていて絶好の眺望ポイントだ。 大鈴山に向わずに帰ったらここは知らずに終わってお二人に感謝、オーストラリアの方がチョコレートを出され頂いたが、サンキューとしか言えない語学力が恥ずかしい。
明神山の山頂部分のぽっこりとした部分と、その下に西の覗の岩が近くに見えている、お二人はここで昼食を取られるとの事で先に大鈴山に向う、時間は12時40分になっていた。 軽く降り叉登る険しい地形が続いているが、道はしっかり付いている。
少し行くと岩の急降下となるが踏み跡を辿れば簡単に下りられ、岩は無くなって普通の山道となり降りが続き軽く登ると指標が立っていた。 今来た方向は「平山明神山」、 向う方向は「大鈴山」左へは「岩古谷方面」となっている。
ここから岩古谷山に行ける様だが、 駐車した場所とは全く違うので周回は出来無い。 一部自然林で美しい尾根を通るが直ぐ杉林となり、 右に曲がり降ると「グミンダ峠」と杭に書かれていた。
登りが始まり最初は緩やかで徐々に厳しくなったが、 ジグザグに登り易い道が付いていて有り難い。 石に腰掛けて水を飲み休憩、 その先も変わらずジグザグの急登を登り切ると平坦な笹道に上がる。
尾根道を右に少しの登りで、13時30分二等三角点「小林村(こばやしむら)」の有る「大鈴山」山頂に着いた。
山頂は小広場で東側切り開かれ南アルプスが見えているが、 先程見た眺望と同じで新鮮さは無い。 右手には三ツ瀬の明神山が見え、 先に行くと少し西側は開けているが余り見え無かった。
ベンチ代わりの丸太に腰掛け昼食を取るが、 腰掛けたままでも南アルプスは見えている。
岩古谷山分岐指標に来ると二人が降って来て水だけ持ってみえる。 「この先登山道の様子は」と聞かれるので 「岩も無く普通の道ですよ」と答えると進むか迷われている様だ。 先に進み岩を登っていると、 お二人は行くのを止めて戻って来ているのが見えている。 ナイフブリッジの所でザックを下ろし、 ゆっくり眺望を楽しんでいるとお二人が戻られた。 岡崎からと言われる男性と話をする、 近々登ろうと思う岩古谷山は堤石トンネルから登るルートが良いと教えて頂く。 本当は三人で会話できれば良いのだが、 英語が話せ無くてオーストラリアの方に申し訳け無い。 ゆっくりされているのでお先にと腰を上げ、 順調に降り15時35分車に戻った。 大鈴山迄の道は一部自然林となるが殆ど杉林で、 大鈴山山頂の眺望も明神山と変わらず、歩き足り無い人以外は気持ち良い 眺望が広がるナイフブリッジ迄がお勧め。 只しゆっくり食事をしながら眺望を楽しむなら、 明神山は何処も狭いので大鈴山が良いかもしれない。
*関連ルートの記録 ⇒H19年4月8日 堤石トンネル〜岩古谷山〜堤石峠〜グミンダ峠〜鹿島山
出会った花: 無し | |