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川浦 (点名)
   (かわはら)
    509m
H20年2月9日
11時分〜13時40分
岐阜県 美濃加茂市
晴れ時々曇り
”殆ど雑木林で
 冬の山散歩に
お勧めの良い山”
 御殿山に登った時中廿屋から上廿屋へ行くと、 右手に格好良い山が見えていて反射板が光っていた。

弘法堂の少し手前
目立つ山容の「川浦」
 三角点「川浦」の有る山で反射板が立つのなら道は付いていそう、 地形図を見ると中廿屋から川浦集落迄破線が続いている。

 破線の峠から山頂は近く、尾根通しで反射板点検路が有ると推測した。

 350号青柳橋で飛騨川を渡り41号を直進、 348号に入り山之上果樹園の中を通り抜ける。

 山之上トンネルから「みのかも健康の森」を過ぎ、 猿飛橋で97号に来て右折した。

 廿屋口(つづやぐち)の分岐を左の80号に入ると、 車は少ないが狭い所も有りゆっくり走る。

 中廿屋バス停角の公民館を見て右折、暫く走ると右手に反射板の有る「川浦」が見えて来た、 道の左に弘法堂が見え、右手橋の所に消えかかった「ふれあい体験の森」看板を見て右折。

 民家が有り左にカーブし古い集会所?の建物と石碑を見て上がり、 右に広いスペースが有る所に来た。
狭い橋を渡る 広場はぬかるんでいる
左に見える弘法堂の手前を右折する 駐車した広場下には「ふれあい体験の森」の看板

 このスペースの入口にも「ふれあい体験の森」の板が有るが今は活動して無い様子、 放置の一台の軽トラック横に駐車し11時歩き始める。

 林道を進むと左手の岩に注連縄が張られ石碑が有り、 読み難いが「山神大権現」と書いて有ると思う。
林道の状態は良い 駐車地点から直ぐ
林道を歩いて行く 左奥に注連縄と石碑

 下に有った石碑は確認して無いが、 地形図に破線が入っていて以前は良く歩かれた道の様だが、 今は道自体が林道なので古道の面影は全く無い。
なんとか処理出来ないのか? カーブ地点
放置車両 鉄塔巡視路の指標が有るが見送る

 林道はカーブし次のカーブに来ると右側に廃車が見られ、 良く見ると5台の車が捨てて有った。

 このカーブ地点に送電鉄塔の指標が立ち22・23で、地形図の道は沢に付いているが 22鉄塔は沢方向を指し、峠で無く標高点278Pに有りそう。

 それなら林道を指す23鉄塔は峠と推測出来、22に入らずそのまま林道を上がって行くと 再度カーブした尾根の末端状の所に、林道と分かれ右に道が付き23鉄塔の指標が立っていた。
左の林道は何処まで続いているのか 最初は少し木の枝が散らばって売る
23指標の所で林道と別れ右へ 倒木も有るがしっかりした道が付いている

 この道で峠に上がれそうで、林道から別れ山道に入って行くと直ぐの所に倒木が有ったが、 道はしっかり付きこの先プラ階段が続く様になる。
そんなに急な登りではない 溝状の所は明瞭
落ち葉や小枝で見難いがプラ階段が有る 暫く溝状の所を進む

 落ち葉で隠れ気味のプラ階段は余り急で無い所にも付き、 尾根の道は暫く続いた階段が終わり溝状に変わると、クネクネとして続くが登り易い道。

 背後林の間に武儀の権現山が見えるが、 御殿山は離れた右手の方だがどのコブだろうか?
眺望はずっと得られない 一瞬通り抜けられるかと心配した
尾根道から右山の道になった 倒木は擦り抜けられる

 尾根から外れ右山の道で谷を回り込むと倒木が有り、 通れるかなと思ったが擦り抜けられた。
太い松が見られる

 松の大木も見られ村の交流で行き来した名残りが感じられるが、 実際にこの道だったのか?

 少しで峠に上った、 石碑に似た石が有るが文字は無く最初から何も彫られて無かったと思う。
普通の石が置いて有るのでは
峠には石碑の様な石が有る 峠の鉄塔指標は反射板へは無い

 送電鉄塔指標が有り峠の右手23で、 真っ直ぐは24となっているので読み通り。

 左反射板の尾根方向に指標は無く道は付いている様な無い様な感じで、 右手23鉄塔は直ぐの所に有りそうで、 眺望が得られるかと登って行くと直ぐ送電鉄塔に来た。
23鉄塔から西方面、「今淵ヶ岳」の手前は「高曝山」

 東西の一部が開けていて西には片知山から瓢ヶ岳、 その左は矢坪ヶ岳と今淵ヶ岳が見えている。

反射板へは人が歩いた気配が有る程度の道
 東は24鉄塔の先に恵那山が見えているが、雲に隠れ気味だ。

 ここは吹き抜けて異常に風が強い、 帽子が飛ばされそうで慌てて手で押さえながら戻る。

 峠に戻るが地形図では24鉄塔はここから1.5km位に有り、 川浦山頂とは離れて行く。

 最短距離の尾根が山頂への道ではないかと、 登って来た道からは左に入った。

 最初だけは道らしいかなと思ったが直ぐ微かな踏み跡程度となるが、 黄色い杭が見られる。

 下草は無く雑木も密集して無いので登って行けるし、 鉈目が時々見られるのでそれを辿って行く。

 然し反射板点検路では無さそうで叉も黄色い杭が有り、 比較的狭い尾根で迷う心配は少ない。

 大岩に来たが何処から登るのかと見渡しても、 この辺り下枝に鉈目は入って無かった。
間隔は長い 目安になる
時々黄色い杭が出てくる 開けた所から振り返ると23鉄塔が見える

 真っ直ぐに大岩をよじ登ると背後に先程寄った23鉄塔が見え、 軽く降ると直ぐ道らしいのが出てきて下枝に鉈目が入り、 眺望が殆ど得られ無い道は急になってきたが木を掴んでと言う程では無い。
ここだけ木が少し間隔が空いている 供え物は無い
尾根が広くなり急登となった 登り切ると石碑

 尾根は幅広くなり方向が少し分かり難くなったが、 道らしいのは続き黄色い杭を見ながら登り切ると、 石の上に石碑が鎮座しこれも字が書いて有ったのか判断出来ず。

 直ぐ先に反射板の指標が有り指標の尾根方向とは別に右手に道が下っている、 正規の道はこの道の様だ、 24鉄塔叉はその近くから道が付いていそうで帰りに降ってみよう。
眺望は得られない 大きく切り開かれている
反射板への指標の先に踏まれた道 反射板が見えて来た

 軽く降り叉緩やかに登りながら尾根を進んで行く、この道はしっかり付き暫く進むと、 12時05分反射板が見えて来て大きく切り開かれた広場に着いた。
雲に入っているが僅かに伊吹山が確認出来る
西から東が大きく眺望が得られる反射板前から、伊吹山が微かに見える

 西から東へ開け右の端は伊吹山だ、鳩吹山の上には名古屋駅前のビル群も見えている。

 広々とした山頂は南面で風も無く暖かいのでのんびり眺望を楽しめる、 只霞んでいるのが惜しい。
鳩吹山の上に名古屋駅ビル郡

 藪や林の中かと思っていたが良い山頂で嬉しくなって来る、 三角点はと見渡しても無く追いやられているのではと捜すも、 反射板の網の中や左右にも見当ら無かった。

 左右と裏は木が有り軽い藪状態となっている、 無理に入って見たがそれらしいのは無さそう。

 左から反射板の裏に回り込み、少し尾根の奥に入ると小スペースの平らな所に ひっそりと三角点が有った、一般に見られる白い標柱は無く叉山名板も見られず 山登りの対象で無い様子。
見つけ難い 新しい石柱
三角点は林の中の狭い所に有った 四等三角点「川浦(かわはら)」
 (地名の読みは「川浦(かわうら)」とされるが、 点の記は川浦「かわはら」とルビが有る、「浦」=「はら」とは読まないと思うが 昭和59年8月と比較的新しい公式記録なので)

 場所は反射板の背後7〜8m位の所で、尾根続きの標高点514m方面は道が無さそうに見える、 やれやれと反射板前に戻り、墨絵のような景色を見ながらゆっくり昼食とした。

 12時50分下山開始し尾根下降点の反射板指標から左に降ると、急だが道は薄いが付いている。
随分急だ 下部のみ人口林
反射板の指標から左へ急降下 下に来ると檜林の下り

 桧林になり明瞭な道に出た、 鉄塔23・24と今下りた方向は「御殿山反射板」の案内が立っていた。
明瞭な分岐ポイント 手書きで愛宕山反射板と書かれている
鉄塔巡視路に下りた所、振り返り撮る 送電鉄塔23・24と反射板の指標

 やはりこの道が反射板への正規の道だが「御殿山」と書かれている、 御殿山は北の白山神社が有る山の筈で、美濃加茂市のHPにも出ているので間違い無い。

 反射板の関係者が間違えているのか、 叉は近くに名が通った御殿山が有るのでそう呼んでいるのか?
峠に戻って行く道

 23鉄塔の右に戻り右山の道を進み突き当たり分岐に来た、 鉄塔指標が立ち右へ登って行く(左に川浦へ降る道が有るか見に行くと直ぐ道は消え、 少し手前の黄色の杭から降ると道が出て来る)。

 登り切ると峠に来て、後は来た道を降り13時40分車に戻った。

 巡視路の指標以外テープ類は一切無く非常に感じの良い山だ、 峠から直登は道は薄くて一般的で無いが危険な箇所は無く今回の周回がお勧め。

 この山だけでは2時間位で登って降りて来られるので、 奥の御殿山も一緒に楽しまれてはと思います。

 「御殿山」 も平木山に寄っても2時間位ですので、昼食を入れ合計所要時間5〜6時間程度、 両山共余り登られて無く蜘蛛の巣が多くなると思われ、冬の間が登山適期か。



国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
  出会った花: 無し


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