「高屹山」



オシダが一面に広がる
高山線久々野駅から近い「高屹山(たかたわやま)」登山口駐車場から右回りで周回しようと、林道分岐
を左に入り林道終点から登り始めると歩き難い谷道となる。

樹木の名前や科名・主な用途等が書かれた立派な説明板が出て来て山への思いが伝わって来る、谷道
の上部辺りに来ると多くの「雄羊(オシダ)」が林の下に広がり、林床をグリーン色にしてなかなか見応
えが有った。

オシダ科オシダ属の「夏緑生(かりょくせい)」の大型シダ植物で、ブナ林域の谷筋の礫が多い崩積土地
に多く自生し、葉は2回羽状深裂の長さ50~120cm幅15~25cmで、長さの中心より少し先端
側が一番幅が広い葉を放射状に出し、小羽片(裂片)は狭長楕円形の幅3~5mmで多少鎌状に曲がり
鈍頭~円頭で縁は鈍鋸歯。

日射しが少し入り明るく一面に林床を埋めていて美しいと感じた、里には近いがこのまま残って欲しい。

     山歩き記録⇒ 「高屹山」

岐阜県高山市久々野  高屹山登山道にて (2006.5.25)


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