「ヤエヤマブキ」
岐阜県美濃加茂市 富士山(山之上富士)にて (2008.4.30)
富士山山頂から降り分岐を左に休憩舎迄来ると、右山で富士見橋に戻る幅広い遊歩道が有り、
日陰が多く湿気た道を行くと谷側に何本も見られて、公園整備した時植栽された木の様子だ。
「山吹(ヤマブキ)」の八重咲き園芸品種の落葉低木で、北海道及び本州・四国・九州の山地の
谷筋等に見られ、ヤマブキより少し遅れて4~5月新しい枝先に鮮黄色の花1個付ける。
花は大きさ3~5cm、雄蕊が弁化し八重に付き雌蕊は退化し八重咲きの花弁だけで結実しない。
木は株立ち状で高さ1.5〜2m、葉は互生し卵形で先は尾状に鋭く尖り縁に不揃いの重鋸歯が
有り、葉柄の基部には線形の托葉が付く。
太田道灌が「七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞ悲しき」と詠んでいる事で有名。
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