「モミジガサ」
愛知県稲武町 月ヶ平にて (2008.8.16)
オオキツネノカミソリ群落地が有る事を知り、暑い時期だが山を余り登らなくても
良い様で行ってみる。
稲武を80号井出川沿いに進むと、道路横に「オオキツネノカミソリ・ケヤキの森
登山口600m」案内
が有り道の膨らみに駐車、整備された山道を緩やかに登ると、途中の道沿いにモミジ
ガサ群落が有り、
暫く登ると小屋に係りの方が居られ、自然林の山の斜面広範囲に
「オオキツネノカミソリ」が見られた。
北海道及び本州・四国・九州の山地の林下に自生、8〜10月頃茎の先に白色の
小花を多数付ける。
花は長い円錐花序に花柄の有る頭花を多数付け、長さ8~10mmの円筒形総苞に
包まれ、普通白色
で時に紅紫色を帯び、中に筒状花5個で各花柱の先が開花時に反曲。
根茎は無く茎の高さ50〜90cmで、葉は約5cmの柄が有り互生し深緑色で
裏面に疎らな毛が付き、
幅10~20cmの横長偏円形で掌状に7裂し、茎の上部の葉は小形で浅く3〜
5裂する。
花の名前は葉の形がイタヤカエデ系のモミジの葉に似ていて、葉自体を「傘」
で無く「菅笠」に見立て
「紅葉笠」と付いた。
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