「モミジイチゴ」
「キイチゴ」
岐阜県川辺町 納古山にて (2006.4.25)
NTT川辺無線中継所から登り納古口に降ろうと、納古口に駐車し林道を歩いていると
咲いていた。
本州中部地方以北の山野に自生、4月頃前年枝の冬芽から伸びた短い枝先に白花を1個付ける。
花は葉脇に直径約3cmを下向きに並んで開き、花弁5個は長楕円形で多数の雄蕊に囲まれた中
の雌蕊も多数、果実は直径1~1.5cmの球形のつぶつぶ状、6~7月頃橙黄色に熟し美味しい。
木の高さ2m程になり茎は射上し無毛で開出棘が疎らに付き枝や葉柄の棘は曲がり、葉は横に伸び
た枝に上向きの柄を出して付け互生、長さ7~15cmの卵形又は広楕円形の基部心形で、大きな
葉はやや掌状に3~5中裂し縁には重鋸歯、但し葉の形や鋸歯には変異が多いとされる。
木の名前は大きい葉はモミジに少し似てイチゴ属で「紅葉苺(もみじいちご)」、別名は黄色い実を
付けるので「黄苺(きいちご)」と付いた。
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