「三叉・三椏」   ジンチョウゲ科ミツマタ属
「ミツマタ」      岐阜県美濃市 面平バス停近く (2006.3.27)
面平山に登り車に戻る途中の道路脇に見られたが、花の時期には遅く殆どの花は 終わっていた、
この木の樹皮の繊維を紙の原料とする為、近い「美濃和紙の里会館」の関係で植栽 されたと思う。

樹皮の繊維が強靭で、鋏みを使用しないと木を折り取る事が難しいと言われている が試して無い。

中国~ヒマラヤ原産の落葉低木で、3〜4月葉に先立ち前年枝の枝先に黄色の花を 多数を付ける。

花は直径3~4cmの球形頭状花序に密に付け甘い芳香が有り、両性で花弁は無く 萼が筒形30
~50個で長さ8〜15mm先は4裂し、内側が鮮黄色で外側は白い毛が密生、 雄蕊4本が萼筒
の中に覗くが実際は奥にも4本有り計8本、その奥に合わせて長さ1cm程の雌蕊 と子房。

茎の高さ1〜2mで樹皮は黄褐色、本年枝が三つに分かれて出て木の名前の元になり、 葉は互生
し長さ5〜15cmの披針形〜広披針形で薄く、縁は全縁で裏面に粉白色の毛が密生。

尚萼筒の先の開いた内側が赤い園芸品種も有るとされる。

     山歩き記録 ⇒面平山


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