116 | (おもてびらやま) 528m |
H18年3月27日 11時40分〜14時10分 岐阜県美濃市 晴れ |
”殆ど林の中で 山歩きよりも 信仰の山” | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
天気は良いが暖かい陽気になり、眺望は望め無い日となった。
眺望の期待出来無い気候なら、 植林で開けて無さそうな「面平山」にと向った。 関の町を抜け418号を武芸川に入り、 59号へ右折し「寺尾ヶ原千本桜」を通ると花見の飾り付けの準備をしている。 降り切り集落の中の橋を渡って右折し、 81号に入ると直ぐ「面平」のバス停に来た。 ここに古い石柱が有り北に真っ直ぐの道が延びていて、 先には面平山が見えている。 突き当たり迄入り右に天理教分教会を見て右折、 直ぐの民家の間に左に山への道が有った。 然し駐車する所が無く県道方面に戻って行くと、 空地に数台止めて有るが駐車して良いか分から無い。
81号迄戻ると道に膨らみが有るので、道路際に駐車して登る事にした。
11時40分歩き始め民家の間を入ると、 右側が谷となるが先に小さなアルミの橋が有り谷を渡る。 直ぐ石像が有り傍に石柱が立ち、 「右観音道」「左山道」と彫られていて左に進んだ。
杉林をジグザグに登ると又山に洞が有り、 石で囲まれた中に石像が鎮座されている。
自然林となってきて落ち葉が一杯の、幅広く分かり易いふわふわの道を登って行く。
背後林越しに板取川の流れと、 近くの柳島山と左に天王山が見えているが霞んでいる。
岩場が出てきたが急な登りも短く、 12時のチャイムを聞くと又桧の植林帯となった。 その先自然林と植林が混ざった林を行くと、 ミツバツツジが咲いているが一株しか見られ無い。
登山道はずっと尾根をジグザグに登るので変化が無い、 杉の根本に平らな大石が二つ見られる。
その先少し登ると突然真っ直ぐの石段が現れ、 山の中にしては立派で数えて登ると132段有った。
正面に観音堂が立つ平坦な広場に着いた、右に鐘突き堂が建っている。
鐘の後には人が泊まるのか又は暖を取る為の部屋の様子で、 登山道の感じからは想像出来無い立派な建物。 フキノトウが生えているが、花が少し開いて丸々とした形だ。 眺望も無く少しで観音堂の左から山頂方向に入って行く、 ここから道は狭くなる。 暫くで斜面の急な登りになると、 登山道にも雑木が生えていて分かり難くなり叉小枝が煩い。 一般に地元の人は観音堂迄登っている様子。 水が溜まっている所に来ると、背後に未だ新しい小さな社が鎮座していた。
水溜りは背後の社の手水のイメージだ、際にはショウジョウバカマが咲いている。
少し進むと鳥居が見えてきた、 かなり古そうな物でなかなか味わいの有る鳥居だ。
小さな社が有るが最近は余り参拝されていない感じがする、 麓の神明神社の奥の院なのだろうか?
左になだらかに植林帯を行くと直ぐ、 12時55分小さな広場となっている「面平山」山頂に着いた。
昼食とするが、小鳥のさえづりも聞こえて来なくて静かだ。 北と西に微かに踏み跡が見られるが、 普通に歩かれているような道では無い。 尾根続きの点名「乙狩」に続いていると思う北への踏み跡を入ると、かなり薄いが地形図では単純な尾根道だ。 行ってみようと思ったが、 120m位降り100m程の登り返しとなる。 往復と道の様子を考えると、 既に1時半を過ぎていて時間的に余り余裕が無い。 単独での行動を考えると止めた方が良さそうで、 13時40分下山開始する。
止まって見る所も無いのでどんどん降り、14時10分登山口に戻った。
天理教分教会の前を通り神明神社に歩いて行くと、この辺りに駐車が出来そう。 神社には入らず81号に戻り車近くに来ると、 朝気がつかなかったが黄色い花が咲いている。
ミツマタのようだが花は殆ど終わっていて、咲いているのは少しだけだった。 道路沿いに何本も有るので、 近くの「美濃和紙の里会館」にちなんで植樹されたものと思われる。 この山は一部自然林が有るが、 殆ど植林帯で眺望も得られず又花も少ない感じだ。 山歩きの対象にしないで、 土地の信仰の山としてそっとしておいた方が良いような気がする。
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確認出来た山: ・権現山 ・天王山 ・柳島山 出会った花: ・ミツバツツジ ・ショウジョウバカマ ・ミツマタ |