「ヒメコウホネ」
岐阜県可児市 薬王寺にて (2007.7.22)
薬王寺境内から左に降ると池が有り、ヒメコウホネが多数咲いているが
場所は離れ接写は出来無い。
本州中部地方以西及び四国・九州の池や湖沼に成育し、花期は長く5~9月
直立した茎の先に黄色の
花を1個上向きに付ける。
花は大きさ3〜5cmで花の外側に花弁状萼片が5個、中にへら状花弁が
10〜20枚一列に並び
内側に多数の雄蕊、柱頭は雌蕊の上部が円形に広がり盤状になる柱頭盤の
上に有り放射状に広がり、
花後萼は緑色になり水中に沈んで結実。
地下茎は白色で太く水底を這い横に広がり、葉は束生し長い円筒状柄が有り、
水上に出る「抽水葉」
と水中に留まる「沈水葉」が有り、 抽水葉は広円形長さ10〜30cm
質は厚く艶が有り、
沈水葉は膜質で細長く質は薄く縁は波打ち、水底が見えない程付く。
花の名前は根茎が太く白骨に様に見え「河骨(こうほね)」、コウホネ
より葉が小型で姫「姫河骨」
とされ絶滅危惧II類。
*花は少し小さい位でコウホネと同じで区別し難いが、
①コウホネは放射状の柱頭の先が尖るが本種の柱頭は余り尖ら無い
②コウホネの葉は長卵形と長く質は厚いが本種は広円形で丸く薄い
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