「コウホネ」
岐阜県中津川市 夜明けの森にて
(2007.7.3)
高峰山の麓「夜明けの森」の中に有る小さな沼に行くと、河骨が咲いていてイトトンボが休んでいる、
するとアメンボが来て水面に幾重もの丸いさざ波を作るが、トンボは動かず写真を面白くしてくれた。
北海道・四国・九州迄各地の湖沼や小川・池に自生し、6〜9月花柄の先に黄色の花を一個付ける。
花は径4〜5cm上向きに付け、周囲花弁に見える5枚の萼片が囲みその内側に爪状花弁が多数で、
中央に多数の雄蕊と中心に大きな柱頭(雌蕊)が1個。
葉は水中の沈水葉は薄く半透明で細長く膜質、水上葉は厚みが有り長卵形長さ20〜30cmで艶が
有り、裏は淡紫褐色をし基部矢じり形で互生、水深が深い場合は浮葉と沈水葉の2種か、殆ど浮葉と
いう場合も見られる。
花の名前は川底の土中に這う白い根茎に葉柄の痕跡が無数残り、人の背骨に似て河の骨で「河骨」。 | |