「姫蓮華」 「小萬年草」   ベンケイソウ科マンネングサ属
「ヒメレンゲ」 「コマンネンソウ」   岐阜県七宗町 高屋にて (2008.5.3)
暑い日で汗びっしょりになり「本谷」の登山口に戻り、冷たい沢の水で顔を荒って一息つき、
周囲を見回すと、谷川の中の岩の上に黄色い小花が纏まって咲き綺麗で目立っていた。

     山歩き記録⇒ 高屋
「ヒメレンゲ」 「コマンネンソウ」    岐阜県山県市 円原川にて (2008.5.8)
道路から水面迄の深さの無い円原川の川の中の岩と云う岩に、びっしり黄色い花が付き華やかな景観が
見られる、然し川に下り撮る所が見付けられず、やっと有ったので撮ったが写真対象の花は限られていた。

本州関東地方以西と四国・九州の山地の湿った岩石に自生、4~6月茎先に黄色の花を纏まって付ける。

花は花茎の上部で枝分かれして多数を付け、大きさ9~12mm花弁は狭披針形で鋭尖頭5個を平開し、
葯が赤褐色の雄蕊10個は花弁より短く、萼片5個は広線形の鈍頭で長さが不等長で3~7mmの緑色。

茎は地を這い枝を分けた先に、長さ4~20mmへら形の葉をロゼット状に付け、花茎は直立し高さ4〜
20cm上部で枝分かれし、茎葉は互生で稀に対生し長さ5~20mm下部匙形で中程から上部は広線形。

尚花を付けない茎はへら形の葉が、ロゼット状に叢生状態となる。

本種は根元から多数の枝を分け横に這って増え、しばしば群落し一面に星形の花で鮮やかな黄色に輝く。

花の名前は新牧野日本植物図鑑に、基部に付くへら形の葉が叢生状態を蓮華に擬し「姫蓮華」とし、「姫」
の説明は無い様で「小黄花」と記載、「小萬年草」は「萬年草」に似て小形の為「小」が付いた。


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