「日陰躑躅」    ツツジ科ツツジ属
「ヒカゲツツジ」     岐阜県川辺町 納古山にて (2007.4.11)
ヒカゲツツジは少し早く未だ五分咲き程度で写真は花弁は開いているが、 咲き始めのせいか
黄色が強く出て、美しい花の色となっていた。
「ヒカゲツツジ」      岐阜県川辺町 納古山にて (2006.4.25)
納古口登山口からNTT川辺無線中継所で山に入り、山頂に向かい西尾根を登り始めると直ぐ見られ、
山頂の手前迄細尾根の道が続きこの花が多く見られ、アカヤシオツツジ・ミツバツツジも楽しめる道。

関東地方以西と四国・九州の山地の岩や崖地形に自生の常緑低木で、4〜5月淡黄色の花を付ける。

花は枝先に2〜5個付け2~4mmの柄の先に直径約3〜5cmを漏斗状に開き、花弁は浅く5裂し
基部白色の軟毛が散生し、共に先の曲がった長い雌蕊1個の長短の有る雄蕊10個。

木の高さ1〜2m余り高くならず、枝は細くよく分枝し枝先に葉を輪生状に互生、長さ5〜10cm
の広披針形で先は尖り縁は全縁、葉や茎に長毛と葉裏に腺状鱗片が密生し、長毛は早く抜け落ちる
が鱗状毛は多く残り葉裏は白っぽい。

花の名前はやや日当たりの悪い所に生育する事から「日陰」と付くとされるが、場所は結構日当たり
の良い所に咲いていた。
「躑躅(ツツジ・テキチャク)」この字を使う理由が分からない、意味は躊躇(ちゅうちょ)だが?

       山歩き記録⇒ ⇒納古山


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