「仏の座」 「三階草」   シソ科オドリコソウ属
「ホトケノザ」 「サンガイグサ」    岐阜県川辺町 鬼飛山にて (2006.3.4)
山楠公園から登るが廃道化し途中薮っぽい道を行く、山頂部の大岩から真っ白な御嶽山を
見て「鬼飛山」三角点に到達し、西に降り白隠禅師座禅石に行き賑済寺から春の里を歩いて
いると咲いていた。

北海道を除く日本全国の畑や道端に自生し、葉脇に1.5〜2cmの紅紫色の花を付ける。

花は輪状に集まって数個付けしばしば群落を作り、花冠は細長い筒が有り長さ1.7~2cm
の唇形で、筒先の下唇は3裂し中裂片は深く括れ二分し、雄蕊4個で下の2本は長く萼は長さ
5mm程で毛が多く先端5裂し、普通の花より小さい蕾のまま結実の閉鎖花多数が混在。

茎は断面四角で細くて柔らかく下部で枝分かれし直立し高さ10〜30cm、葉は対生し長さ
1~2cmの扇状円形で縁に先の丸い鋸歯が有り、下の葉は長い柄が有り上部の葉は無柄。

花の名前「仏の座」は上部の無柄で対生の葉が、ほぼ円形で仏が座る蓮華座に見立て、別名
の「三階草」は葉や花が茎に段々に何段も付き「三階草(さんがいぐさ)」と付いた。

       山歩き記録 ⇒鬼飛山
「ホトケノザ」   岐阜県可児市 可児川下流域自然公園にて (2013.3.17)
可児川下流域自然公園にカタクリの開花状況を見に行ったが、午後で暗くぱっとしないので、
立ち止まる事無く通過し氷場から急登し、岩場で「中央アルプス・御嶽山」等の眺望を楽しむ。

帰りはそのまま氷場に降ってカタクリの咲く園地を通らず、駐車場に戻る途中に群落が見られ、
かなり広範囲に有ったが花は小さく、周囲暗くなって来てぱっとしない写真になってしまった。


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