109 | (おにとびやま) 291m |
H18年3月4日 9時35分〜11時50分 岐阜県川辺町 晴れ |
”前半道が薄く 山頂以降は しっかりした道” | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
快晴の天気予報で眺望に期待して山に出掛ける。
8時40分家を出るが朝は冷え、 すっきりした眺望が得られるかもしれない。 川辺の「養老軒」に寄り「どら焼き」を頼むが、 「フルーツ大福」の注文に追われ作るのを止めたと言われた。 フルーツ大福の評判が知れ渡った為注文が殺到している様だ、 個人的にはフルーツ大福も悪くは無いが騒ぐ程で無いと思うが! 他の物も殆ど作られて無い様で、何も買わずに店を出た。 41号中川辺の駅手前三叉路を左に曲がり、 高山本線を渡って418号に進む。 前方に鬼飛山が見え山が近くなり左カーブした右に、 山楠公園(やまくすこうえん)が有り入った。
少し先車止めのポールが立っているので、左側に有る駐車場に入った。 7〜8台駐車可能な場所だが全て地面に身障者マークが書かれ 一般車は止められ無い様だ、ここにはトイレが有る。 戻り公園入り口の駐車場に止めたが20台程度は駐車可能、 9時35分先程車で上がった舗装の道を歩き始めた。 大きな公園で下には遊具が並ぶ広場が見え、 池の向こうには球場も見られる。 左上に鬼飛山が見えて、右は切り立ち左はこんもりしたコブだ。 地形図から中央左寄りのこんもりしたコブが、三角点の有る山頂の様子。
少し行くと左側に階段の遊歩道が上がっていて、 舗装道路から離れそちらに入った。 土止めの疑木は段差が小さく作られているので登り易い。
真っ直ぐの階段を登り切り右に曲がる所に来ると、 左側に山の中に入る踏み跡が見られる。 標識は無いが下を見ると標識だったと思う木屑が残っていて、 しっかり判別出来無いが入った。
薄い踏み跡を降り気味に進むと、前を行く妻が「鬼飛山へ行くのか」と聞いて来た、「そうだ」と答えると指標が有り書いて有ると言う、登る山の名前も覚えずに来ているとは・・・。 行ってみると木の根元に朽ちかけた指標が置いて有る、元は立っていたと思う。
木々の枝払いが全くされてい無く小枝が煩わしい、余り歩かれて無い様だ。
緩やかに登ると伐採された所に来た、 自然林で何の為に切り開いたか不明だが駐車した公園が望める。 変わらず小枝を掻き分け進む、 足元に頭部の赤い杭が続き案内になるが踏み跡も拾え戸惑う事は無い。
スタートした時は寒く手袋をして歩き始めたが暑くなって来た、 空は雲一つ無い晴天。
尾根の右を見ても道は無く、こちらからは今登ったコースが唯一の登山道の様子。 尾根道は今迄より少し歩き易い道となったが、踏み跡はやはり薄い。 急な登りとなってきた、結構きついと言いながら10時05分大岩に着いた。 般若の面が付けられた鬼飛山の案内が立てられているが、 ここには三角点は無い。 地元ではこの場所を、鬼飛山山頂と呼んでいるのだろうか? 地形図の鬼飛山の印字は、明らかに三角点を中心に入っている。 木の間に真っ白な御嶽山が見えるが残念ながら霞んでいた、 やはり春はすっきり見えるのは難しい。
南東側は大きく開けているが太陽の関係でこちらは余計に見えず、 恵那山が微かに確認出来る程度。
尾根の奥に向かう、 少し降り又登り返しなだらかになったのでそろそろ三角点が有る筈だ。
きょろきょろとあちらこちら見ながら、ゆっくり歩いて行くが三角点は無い、前を行く妻が有ったと言う、道の左側少し入った所に出ていてこれなら見逃す事は無いと思う。
只し林の中で山頂らしさの無い場所、 手書きで誰かの「鬼飛山」木札が木に付けられていた。 奥に何の為かテープが張られその先踏み跡が見られ、ここに賑済寺に降る道が有るのか?左に下らず来た道を真っ直ぐ西方向に尾根道を進み、「白隠禅師座禅岩」を目指す。
ここからは道は広くかなり踏まれ良い道になった、緩やかに降って行くと左に鉄骨で出来た休憩舎が有るが古く、又前方樹木で全く見え無い。
以前は眺望が得られたのだと思う、尾根の道を行こうとすると下に石像が見える。 再度休憩舎に降りると石像とその横には愛縣神社と書かれ、 読みは(あいがたじんじゃ)で良いか?。
この先しっかりした道が続いて、 尾根をそのまま行けば良いのか下の道が正しい? 尾根道を降ってみると余り歩かれて無い様で先は大きな倒木が道を塞いでいる、戻り愛縣神社の前の広い道を降って行くと、少しで小さな社が有り「愛宕神社」となっていた。 ここから左に曲がりジグザグに降って行くと三叉路に出る。
左は降って行き右は登る道で右に行くと直ぐ、 岩の上に岩が乗った「白隠禅師座禅岩」が有った。 自然に出来た物だろうが地震で落ちないのか?
座禅岩の上部側に登ると直ぐに尾根になり、 右に尾根を進むと先程見た倒木が有った。 休憩舎から尾根を降れば距離は短いが、 踏み跡は薄く直進も薄い道が付き左折点が見付け難い、良く見ると座禅岩が見えるが林で気付か無さそう、左折ポイントは「中之番」の石柱が立つ。
座禅岩を通り降って行くと幅広い歩き易い道で、 一般にはこちらが山頂への道の様だ。
どんどん降ると五輪の塔が見え左にお墓が有る、 かなり古いお墓で賑済寺のお坊さんの物ではと思う。 右下に賑済寺ゴルフ場の駐車場を見ながら、 少しで白隠禅師の坐像の有る境内に着いた。
その先本堂が有り上には白隠禅師庵が建っている、 お寺は小規模な物で今は無住職の様子だ。 入り口に白隠禅師の謂れの石碑、 又道路にも「白隠禅師旧跡」の石柱が有るが賑済寺の文字は無い。
里の雰囲気が有る舗装道を降って行く、後ろには鬼飛山がなだらかな山容で見えていた、418号に入ると車がビュンビュン走りのんびり歩く事は出来ず、11時50分山楠公園に戻る。
山名の「鬼飛山」は謂れが有りそうだ、 大岩から鬼が飛んだ言い伝えが残っているのだろうか? 三角点名「川辺」、 賑済寺の白隠禅師の謂れには「岩滝山」と名前が入っていたが地形図は鬼飛山。
帰りは日本昭和村の「里山の湯」(入浴料金600円)に入る、 お昼頃の時間の為か空いていた、風呂は温泉となっているがお湯は温泉らしく無い、 施設は大きく人が少なければゆったりと出来る。 この山は下の山楠公園が整備され、その規模が余りに大きい為山に入っている気分が薄らぐ、又今回の周回コースが変化が有り良いと思うが、舗装された道をかなり歩かねばならない。 賑済寺から山際に公園に戻る山道が出来ると良いのだが、 覗いてみても有るように見え無かった、桜の木が多いので4月に来れば楽しめると思うが、 有名な桜の名所で有り混雑しそう。
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確認出来た山: 御嶽山 |