「春紫苑 」    キク科ムカシヨモギ属
「ハルジオン」     岐阜県土岐市泉町にて (2005.10.23)
この写真はハルジオンの、「茎葉は葉柄が無く基部耳型で茎を抱く」の特長が出ていて、
蕾が垂れる特長は写真中央の花の後ろに一つ見られ、咲き始めでこれから増えそうだ。
「ハルジオン」     岐阜県可児市郊外にて  (2005.5.28)
北アメリカ原産大正時代渡来の多年草で、九州以北の全国に自生し4~7月白~淡紅色の花を付ける。

花は上部で多数枝分かれの先散房状に数個付け、蕾は垂れ開くと下や横向きから上向きになり大きさ
径2〜4cm、周囲白又は淡紅色で舌状花多数が綺麗に並び、中央黄色筒状花が円形で多数付き、総苞
は長さ4~6mm。

種子及び根茎でも増え茎は中空の高さ30〜100cmで上部で枝分かれし、根生葉は長い柄が有り
ヘラ状の長楕円形で放射状に付け長さ15~150mm、縁に粗い鋸歯が有り開花時も残ることが多く、
茎葉は無柄で披針形の基部耳型で茎を抱き、若い葉は茹でて食用になり、茎と葉に長い軟毛が密生。

ヒメジョオンは種子で増え茎は中実で葉が茎を抱か無くて蕾は垂れず花弁の幅約1.5mm、本種の
茎は中空で花弁がの幅1mm以下と細く繊細な感じがし、花は一回り大きく蕾は下向きに垂れ根生葉が
花期も残るが、ヒメジョオンは花の時期に根生葉は無い。

花の名前は西日本に紫色の花を秋に付ける「紫苑(シオン)」が有り、花が似ていて春咲きで「春」が
付き「春紫苑(ハルジオン)」と付いた。
*キク科ムカシヨモギ属     ・ヒメジョオン


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