「豚菜」 「タンポポモドキ」    キク科コウゾリナ属
「ブタナ」 「タンポポモドキ」   長野県下高井郡山ノ内町 奥志賀にて (2001.7.19)
秋山郷の切明温泉に宿泊、翌日若い頃に良くスキーで来て懐かしい志賀高原志賀山を散策、
奥志賀に来るとテニスコート近くに、タンポポの様な花の見事な群落が有り車を止め見てみた。

ヨーロッパ原産帰化植物ブタナで、日本に昭和初期に入ったとされ黄色の花で良く群落を作る。

花茎は高さ30〜60cmとなり、枝分かれしないか途中で1〜3本に枝分かれした頭部に黄色い
花を付け、大きさ直径3cm程の舌状花が多数で花弁の先は浅く5裂し、総苞片は全て直立。

葉は根元にロゼット状に付け、長楕円形で羽状に浅裂〜中裂〜深裂と変化が有り両面に毛。

夏〜秋(環境により5〜12月)に掛け隙間無く群落をし、黄色の絨毯を広げた様な光景を作る、
只し群落した所は芝生が枯れる等の被害も発生するので、害草として駆除されることも多い。

タンポポに似て最初タンポポモドキと付き、今はブタナ(フランスの俗名ブタのサラダ)が主流、
尚「ブタナ」の名前は、フランスでの俗名 Salade de porc(ブタのサラダ)を翻訳したが由来。

      山歩き記録 ⇒志賀山


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