「ツワブキ」
岐阜県可児市 我が家の庭にて
(2003.10.24)
我が家では植栽して無く自然に生えてきた、秋は咲く花が少なく庭が寂しくなり明るい花は有り難い。
福島県~石川県以西の海岸や海辺の山等に自生の常緑多年草で、10〜12月黄色の花を付ける。
花は葉の脇から高さ30〜75cmの直立した太い円柱形花茎を何本も出し、花柄が1〜7cmの先
散房状に付け、大きさ約5cmで舌状花10〜15個の中心に先が5裂した筒状花が玉状に多数付き、
総苞は緑色の筒形で総苞片は一列に並び、総苞の基部に小苞(総苞外片とする事も有り)が有る。
葉は地中の太い根茎から出し大きさ10〜38cm基部鞘状の葉柄が有り、フキ形と言う5〜30cm
の腎円形で厚く艶が有り若葉は綿毛を被り、葉柄を佃煮にし「伽羅蕗(きゃらぶき)」とし食用に使う。
花の名前は出所が不明とされ、「蕗」の名前が付くのは葉の形がフキに似ている所から来て、「蕗」
の文字を使うがフキの仲間で無く、葉に艶が有り「艶蕗(つやふき)」又は「艶葉蕗(つやばぶき)」
が転訛し「つわぶき」になったの説が有る。
本草は園芸品も多く有り我が家の花は松の木付近で、何処かの家の種が鳥により運ばれたのかも?
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