「タネツケバナ」
岐阜県美濃加茂市 「みのかも健康の森」にて
(2007.4.11)
何処でも見られる花だが、「森の管理棟」から「あじさいの池」近くに来ると咲いて撮った。
日本全国の野原や水田の畔・山地等の湿けた所に自生、3〜6月白色の小花を多数付ける。
花は総状花序を出し枝先に大きさ3〜4mmで先が丸い白色花弁4個を十字形に開き、総状
に10〜20個付け雄蕊6個の雌蕊1個で長さ1.5~2.5mm長卵形萼片が4個、花期は
長く茎を伸ばしながら下から咲き上がって行く。
茎の高さ10〜30cm株立ち状となり、葉は頭大羽状に深裂し根生葉はロゼット状で開花期
に枯れ始め、茎葉は互生し無柄で茎を抱き、小葉は3〜17枚の円形〜長楕円で、頂小片は
3裂し側小片は2裂するが形の変異が多く見られ、茎・葉柄・葉に細毛が多い。
花後種に触れると勢いよく反転し種を飛ばし、飛ばした直後には皮は二つの円を作っている。
花の名前は実が熟すと種を飛ばし良く繁殖させ、「種付け馬」の意味合いを借用し「種付花」、
又苗床を作る前の種籾を水に漬ける頃に本種の花が咲くので、「種付花」と付くの二説有るが
前者が有力? | |