「草連玉」 「硫黄草」   サクラソウ科オカトラノオ属
「クサレダマ」 「イオウソウ」   長野県茅野市 八子ヶ峰にて (2009.8.25)
八子ヶ峰山塊で一番標高が高い1869m(山頂1833m)、草原状の東峰近くに見られたが、
笹等に囲まれ藪状の為か、花付きが本来の綺麗な円錐状になって無く叢生状態なのが惜しい。

北海道・本州・九州の山野の湿地等湿気た所に自生、7〜8月茎上部に黄色の花を多数付ける。

花は上部で枝を分け円錐状の、大きさ1.2〜1.5cm先が5深裂の合弁花多数で萼も5深裂。

地下茎から直立の茎を出し、高さ40〜80cmと高くなり短い腺毛や軟毛が付き、葉は無柄
の披針形か狭長楕円形で長さ4〜12cm、対生又は3〜4枚を輪生し先は鋭く尖り縁は全縁。

花の名前はマメ科の低木で渡来種「連玉(レダマ)」の花が黄色で、姿は似ないが本種の花の
色が同じ黄色でレダマの名前を借用し、本種は草なので「草連玉」と付けた、但し色以外花の
形や葉の姿は全く違う、尚別名の「硫黄草」は花の色が黄色で付いた。

       山歩き記録 ⇒八子ヶ峰


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