「小待宵草」    アカバナ科マツヨイグサ属
「コマツヨイグサ」     滋賀県近江八幡市 琵琶湖岸にて (2009.7.16)
琵琶湖畔の宿に泊まり朝岸辺に散歩に行くと、黄色い小さな花があちらこちらに一杯咲いている、
場所は水泳場になっている砂浜だが丈夫な花のようで、他の待宵草に比べて花はかなり小振り。

北アメリカ原産帰化植物の2年草で、明治後期に渡来(但し大正末期から昭和初期の説も有る)し
昭和になり急速に広まり海岸・湖岸の砂浜に見られ、7〜8月葉脇に単性し淡黄色の花を付ける。

花は宵と関係無く日中も咲きハート型4弁の径2〜4cm、柱頭は4裂し雄蕊8本は萎むと赤味を
帯び、萼片4個は開花すると下垂、花柄に見える花托筒は長い円柱形で下に子房。

茎は毛が密生し地面を這うか斜上し高さ20〜60cm、基部から良く枝分かれし地面にマット状
に広がり、葉は無柄で長さ2~10cmの狭倒披針形~長楕円形と変化有り、縁に不規則な鋸歯
が有り羽状に深く裂けるが、浅く裂けるとか全縁も見られ変異が多いとされる。

秋に芽生え葉が整然としたロゼット状で冬を越し、葉の形は小形の物は鋸歯が浅く大型は荒鋸歯。

花の名前本種は日中も咲くが松宵草の仲間で、松宵草の中で花が小さくて「小松宵草」と付いた。
*アカバナ科マツヨイグサ属  ・メマツヨイグサ


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