「 狐 柳 」 「 岩 柳 」   ヤナギ科ヤナギ
「キツネヤナギ」 「イワヤナギ」  岐阜県白川町 見行山登山口にて (2006.4.17)
見行山の帰り途中合流の道を確認に降ると、タイヤ他の産業廃棄物が放置された林に下りる、狭い
空地に下部から枝分れの先に花が咲くが、廃棄物の雨溜りで付近は蚊やブヨが一杯飛んでいた。

バッコヤナギと思ったが花序が楕円形とされ、本種は尾上花序を付けて狐柳(キツネヤナギ)。

北海道及び本州中部地方以北の日当りの良い丘陵地や山地の崩壊地や岩場に自生の落葉低木で、
4〜6月黄色の花を付ける。

雌雄異株で雄株は葉に先立ち細毛が密生の長さ3〜5cm尾状花序を斜上し、黄色の花を付け基部
に3〜5個の小葉が付き雄蕊2個の葯は黄色で子房は細長い円筒形で、苞に褐色の毛が密生し花
の色は黄色系〜褐色系〜赤色系と変化有り。

木は根元から良く枝分かれし株立ち状で高さ0.5〜2mとなり、葉は10〜20mmの柄が有り
皺の有る紙質状で互生、長さ5〜12cmの楕円形〜広楕円形~長楕円形等変化有り、基部楔形か
円形で葉先は急に尖り葉の縁に波状低鋸歯が有り葉の側脈が曲線をし、表面濃緑色の皺状で裏面
粉白色又は淡黄色。

木の名前は葉や苞葉に狐色の毛が生えていて、本花がヤナギ属で「狐柳(きつねやなぎ)」と付いた。

       山歩き記録 ⇒見行山


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