「毛丸葉菫」   スミレ科スミレ属
「ケマルバスミレ」    岐阜県白鳥町 銚子ヶ峰登山道にて (2002.5.25)
登山口から始まる石段420段を登ると、石徹白大杉が迎えてくれるが上部が大分朽ちている、
良く踏まれた古道の登山道脇に、ユキザサやラショウモンカズラ等の花が咲いて花の多い山だ。

足元にスミレが咲いているが、葉が丸く毛が見られケマルバスミレの様だが毛は余り目立た無い、
本州及び四国・九州の山野林縁に自生し、4〜5月根元から出す花柄の先に白色の花を付ける。

花は大きさ1.5〜2.5cmで距の長さ6〜7mm、花弁5枚は唇弁に紫筋が入り側弁の基部に
毛が有り、花柄の中程に細く小さな1対の苞葉が付く。

茎の高さ5〜10cm、葉は根生の葉柄3〜10cm卵円形の基部心形で、質は薄く縁に先の丸い
鈍鋸歯が有り葉や葉柄に毛が多い。

全体が無毛を「丸葉菫」と区別されるが、どの程度から「毛丸葉菫」とするか区別が難しく、近年
マルバスミレで統一する考えも有る様だ。

花の名前は葉が丸く葉や葉柄に毛が多く「毛丸葉菫」(注;写真2枚の大きな葉はマイヅルソウ)。

       山歩き記録 ⇒銚子ヶ峰


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