「キバナカワラマツバ」
北海道ウトロ オロンコ岩にて (2003.6.26)
知床峠を下ってウトロ港に着いた、港の駐車場背後に高さ60mの巨大なオロンコ岩が見えている。
切り立った岩の山だが背後に回ると道が付けられていて、登ると上は広く平坦で草花が茂っていた、
眺望は抜群でオホーツク海を見ていると、黄色い花が咲いているが「キバナカワラマツバ」の様だ。
北海道・本州・四国・九州の日当りの良い山地の草地に自生、7〜8月茎先に薄黄色の花を付ける。
花は先が4裂の合弁花で大きさ2〜3mmの小花、茎上部の葉脇から枝を出し多数が泡を吹き出す
様に密に付く。
茎の高さ30〜80cm直立しやや硬い細毛が有り、葉は長さ2〜3cm線形で6〜10枚が輪生。
生育地から名前を「蝦夷の河原松葉(エゾノカワラマツバ)」とされ、違いは種子の毛の多さで花や
葉が違えば名前が変わるのは理解、種子の毛の有り無しの様な理由で区別するのは疑問で敢えて
「キバナカワラマツバ」とした、種子で区別するなら「蝦夷種」等の追記方法で良いと思うが?
花の名前は最初に河原等で見かけた白花種を、葉が細く輪生して松の葉に似るので「河原松葉」、
その後黄花種が見付かり黄花を頭に付け、「黄花河原松葉(きばなかわらまつば)」と付く。
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