「碇草・常盤碇草」    メギ科イカリソウ属
「イカリソウ」    岐阜県揖斐川町 小津権現山にて  (2002.4.28)
「トキワイカリソウ」    岐阜県揖斐川町 小津権現山にて  (2002.4.28)
美しい新緑を楽しみ乍登ると色々な花が咲き、途中三角点の有る高屋山に着くとなだらかになり、
新緑の山を楽しんでいると可愛いイワウチワの花が集まって見られて、イカリソウも咲いている。

下は写真左上に写る葉の先が尖り縁に棘状の毛が有り、白花が咲く常緑品種の常盤碇草とした。
(常盤碇草は北陸~山陰の日本海側に多いとされ、この場所は日本海側に近いが太平洋側)

北海道及び本州の山地の林の中や林縁に自生し、4~5月頃茎の上部に下向きに花を付ける。

花は茎先に総状花序(柄の有る花が花茎に均等に付く)を出し、白~淡紅〜暗赤紫色の花5個〜
10個付け、大きさ約4cm花弁4枚萼片8枚で内萼片4枚は開花時に落ち雄蕊4個の雌蕊1個。

花冠の付根から蜜の入った長い距が4個垂れ下がり、長さ1.5〜2cmの距の中に昆虫が入ると
受粉がされる仕組みとされる。

茎の高さ30〜40cm、葉はハート型の2回3出複葉の9枚がセットで付き、別名「三枝九葉草
(さんしくようそう)」と言い、主名は葉が冬も枯れず付き常盤、花弁4枚が下に細長く筒状に
垂れ、先が尖っている姿が舟の碇に似て碇草とされ「常盤碇草(ときわいかりそう」と付いた。

        山歩き記録 ⇒小津権現山


TOP 花TOP