126 | (たかときやま) 1,563m |
H18年5月3日 10時10分〜14時50分 岐阜県中津川市 晴れ |
”御嶽山が 大きく聳えて 見飽きない” | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
高時山は渡合温泉への道が土砂崩れで不通となり、登れ無いと思っていた。 リンク頂く「四季御嶽」さんより、 「加子母から木曽谷林道を上がり登って来た」と情報を戴く。
8時に家を出て混雑が心配で高速を避け41号を走るが、 川辺で流れが悪くなった。 七宗を過ぎると流れ始め、白川に入り右折し62号を加子母に向かう。 道の駅加子母の先中切信号を右折直ぐ三叉路で右折、 左に加子母総合事務所が有る。 その少し先右側に防火用と思われる小さな水槽の三叉路を左折した。 暫く進むと二股となり、 ここは左の少し広い方の道に入るがその先曲がりくねった道を進む。 右手に工務店を見て行くと山際の道で左山となり、 左に墓地への道も有るが右を取る。 右に最終民家を見て、 舗装された杉の植林帯の林道を高度を上げて行くと暫くで未舗装となった。
次の分岐右は降るので左に行き、 次の分岐は「樽上」の指標が立ち右へ。 道はかなり荒れているのでそろそろ嫌になってきた、 又二股となり「風穴」の指標が立っているがそちらに入らず右折。 風穴方向の先は倒木が見えていた、 随分登ったと思ったら一台車が止まっている。 トイレが有りその後に水が出ていて、上を見ると石像が鎮座していた。 右にカーブした先又一台の車が駐車され、 左に「木曽越峠」「渡合温泉」の指標が立ちここが登山口。 その先林道は続いているが工事中で進入禁止となっていて、 駐車スペースは2〜3台程度。
ここに駐車し10時10分登り始めた、 桧林の斜面にジグザグに道は有るが最初から急できつい。 「木曽越峠」の指標が見えて来ると直ぐ峠に着いた、 林越に御嶽山が見え今日は眺望に恵まれそう。
ここには二体の頬杖をついた石像が有り、「ゆっくり休みなさい」と言っている様だ、御岳信仰や交易の道で加子母叉は渡合温泉から登り、峠に着いてやれやれと思ったのが良く分かる。
然しここ迄林道が作られて、古道の風情が無くなっているのが惜しい。 林道に降り反対側に登る階段も有るが、 林道は峠迄で階段を使わなくても高時山方面に行けた。
少し上ると左側に御嶽山が見えるポイントが有り、雪は少なくなったがやはり素晴らしい! 単独の男性が降りてきた「早いですね」と言うと、渡合温泉からは通行止めでこちらに来たとの事。 この林道が良く分かったと思っていると、 林道通行止めの所に置いて有ったと一枚の地図を出され詳細に道案内が書かれ、 上には6人のグループが居ると教えて頂く。
登山道は幅広く歩き易い道だ、 両側には太いモミの木も見られ雰囲気が良い。 なだらかな道を緩やかに高度を上げる、 両側は笹が生えているが登山道に無く良く歩かれている様だ。
少し急になってくるとショウジョウバカマが咲いている、妻が遅れ始め調子が悪そうだが林道が悪路で車酔いをしたのが影響した様だ、 未だ登り始めだが大丈夫だろうかどんどん遅れて行く。 男性ばかり多勢が降りて来たので単独の男性が言っていたグループ、 上で止まって待っている。
先頭の男性が「白山が見えているが、ここら辺りだけしか見えない」と言われ、登ってきた方向を見ると木の間に真っ白な白山が見えている、言われないと気付か無かった。 山頂の眺望が素晴らしいと言われ、早く登らねばと思ったが天気は快晴で慌てなくても良い。
妻が右手遠くの山は伊吹山ではと言うがかなり遠いので判断出来なかった、左の林越しに山頂が見え見た感じでは高く無く簡単に登れそう。
少し急な登りを行くと11時1,434m地点に着いた、休憩するが妻は直ぐ座るので辛い様だ、随分時間が掛っているが仕方が無い、天気も上々なのでゆっくり登れば良い。
左に進み緩やかに降りながら両側自然林の間を行くが、 この辺り未だ芽吹き前の様子をしている。
登りになると登山道に笹が出てきたが、疎らに生えているので全く問題は無い。
右側唐松が目立ってきて緩やかに登ると、 又も高時山の指標が有り左に曲がり山頂への登りとなる。 息を切らせながら登り明るくなってきて、11時40分「高時山」山頂に着いた。
前方に冠雪した御嶽山が大きく見えて素晴らしい!
右手には中央アルプスが木曽駒ヶ岳から南に続き白く輝いている、ここは中央に二等三角点「高時山」の有る狭い山頂で、大勢だと居場所に困るかもしれない。
未だ昼食には早いので、ガイドブックに眺望が良いとされる北峰に行ってみる。
北峰だが方向は東北東に進む、 笹が切り開かれた道を行くと大きく降るようになった。
雪が残っている道を登り返し、 又降り笹が少し邪魔になる所を登り返すとコブに着く。
然し何も標識は無く通過点の様な所、 林越に御嶽山は見えるが山頂の方が開けていて眺望は良い。
少し手前に恵那山と付知の町が見えたが、特に展望所と言う程では無いと思う。
その先も笹が切り開かれているので行ってみるが、右に曲がって降り始め先にコブは見えて無く、 地形図から真っ直ぐに1,487mPが有るがこのコブより低い。 又ガイドブックは1,487mPを北峰として無いので、 ここが北峰に間違い無さそう。
戻りながらガイドブックの説明を読むと、「山頂からの展望はすっきりと開けない」と書かれている、どう見ても「すっきり」と言って良い展望で、ガイドブックが書かれた後に切り開かれたのだと思う。 戻り昼食を食べコーヒーを飲みながらゆっくり眺望を楽しむが、気分が良い!
13時40分下山開始、 北峰も含めて山頂に2時間居た事になり居心地の良い山頂かが分かる。 気分良く降って行き、14時05分1,434m地点に戻った。
降って行くと朝気が付か無かったが、 中が完全に焦げて空洞の大木が登山道脇に有り落雷のせい?
太い木が有り楽しみながら降り14時50分車に戻る、 今日は連休中で温泉も混んでいそうだ。 鞍掛峠に行く白草山公園線の御厩野に有る、「神明荘」(入浴料500円)に行って汗を流す、何時もよりは混んでいたが、それでもゆったり入る事が出来た。
この山は木曽越峠からの登山道は緩やかで又道巾も広く登り易く、大木が多く途中から自然林となり山の良さを感じられる、今日の様に眺望に恵まれれば楽しい山歩きとなる良い山だと思うが、林道が長く悪路なのが難点。 *2009年5月 「唐塩山・前山」に登った時、 木曽越林道を上がると木曽越峠迄開通していた、叉林道の状態も木曽谷林道より走り易い、 「高時山」も木曽越林道で上がった方が良いと思う。
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確認出来た山: ・唐塩山 ・小秀山 ・御嶽山 ・高樽山 ・天狗岩 ・井出ノ小路山 ・奥三界山 ・三界山 ・夕森山 出会った花: ・ショウジョウバカマ |