96 | (くるまやま) (きりがみね) 1,925 |
H17年6月24日 9時30分〜12時50分 長野県茅野市 曇り |
”高原に日が差し 緑と橙が 映え美しい” | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
車山の宿で目が覚めカーテンを開けると、
薄日が射して「蓼科山」が割とはっきり見えている。
天気予報もまずまずのようだが、 入笠山と昨日の車山の歩きで疲れが有り蓼科山に登るのはよそう。
宿にリフトの割引乗車券発売の案内が有ったので購入し、 直ぐ近くのリフト乗り場の大駐車場に行った。 既に数多くの車が止まっているが、リフトに乗る人はいない。 別の場所に居る小学生の団体が、今からリフトに乗るようだ。 山頂で騒がしいのは避けたいと思い、 急いで登山靴に履き替えリフト乗り場に行く。 すると「この券では乗れないので、 乗車券発売口に行って、正規の券と交換して下さい」と言われる。 交換に行っている間に小学生の団体が先に並びその後ろにいると、 改札の男性がどうぞと呼び先に乗る事が出来た。 9時30分スキー場の中央部に向かって上がり、 乗り換えて2本目のリフトで山頂に上がる。 以前来た時は一番左端のリフト1本で登った記憶が有る、 その時は少し歩いて山頂に行った。
山頂一帯には男性一人が居るだけで静かだが、 昨日と同じで曇っていて眺望は得られない。 再度二等三角点「車沢(くるまざわ)」を探すも見当たらない、 ヤッホーと賑やかな声がして小学生の団体が着いたようだ。 追記:三角点の柱石が行方不明となり、 平成20年10月国土地理院により再設された。 昨日登ってきた車山肩方面に降って行く。 時々登ってくる人に会いながら歩くが、 昨日と殆ど変わらない景色で新鮮さは無い。 夫婦の登山者に挨拶し、「レンゲツツジが綺麗ですね」と話しかける。 何度も来ているが時期が合わず、 それに何時も混んでいてゆっくり見られなかった。
「やっと今日は平日に来る事が出来、 花も満開で又静かで良い」と喜んで見える。
「このコースは見晴らしが利き叉静かな山歩きが出来て最高ですよ」と言われる。 今日は疲れが残っているので無理だが、 確かにここから見える南の耳から男女倉山への稜線は美しい。 是非とも歩いてみたい道だ、この次の楽しみが出来た。 妻もこの山が気に入ったようで、 何度来ても楽しめる山のようだと言っている。 昨日登った道でそのまま車山肩に下り、 コロボックルヒュッテに行く。 昨日昼食を取ったテラスで、 広々とした景色を見ながらゆっくりコーヒーを楽しんだ。
11時30分コバイケイソウを見ながら、 北のレンゲツツジの群落の中に向けて歩いて行く。 先にはうっすらと蓼科山が見えている。
レンゲツツジ群落の中に来た、 左の丸いなだらかな蝶々深山をバックにレンゲツツジが映えている。
突き当たり分岐を右の乗越・リフト乗り場方面に行くと、 蓼科山や八ヶ岳が良く見えるようになった。 乗越迄来ると左の南の耳方面に行く人が結構居る、 御夫婦が言っていたように人気のコースか?
高い場所に行けばもう少し蓼科山や八ヶ岳が見えると思い、 我々も左に曲がり登って行くと少しの登りでコブに着いた、 ここで稜線を行くコースと別れ右のリフト乗り場方面に降る。 右に車山から蓼科山・八ヶ岳を見ながらレンゲツツジの間を行く道は、 踏み跡は薄いが続く。
途中岩に腰掛けてゆっくり休憩しながらどんどん下降って行くと、 右の近くを登って来る人が居て、正規の遊歩道に近付いている様だ。 第一リフト終着に近くなり、そこのレストラン売店に妻はトイレを借りに行ったので一人そのまま降ると、右にかすかに踏み跡が有り正規の遊歩道に続いているので入る。
遊歩道に出ると看板に入らない様にとされ、上の分岐に標識は無いが入ってはいけ無い道を降った様子。
遊歩道を降るとニッコウキスゲも結構咲いていて、 又ハクサンフウロも見られた。 登山姿の男性が登ってきて「夢の平林道七合目から蓼科山に登ったら眺望は駄目で花は楽しめた」との事。 急な右カーブの所の左に切り開きが見られ、 蓼科山と白樺湖が望めるビューポイントが有った。
緑が美しいゲレンデを見ながら、12時50分リフト乗り場の駐車場に戻る。 ヴィーナスラインで蕎麦を食べ、 マリーローラッサン美術館とイングリッシュガーデンに寄って帰った。
今日はリフトに乗って山頂に行ったが、やはり歩いた方が楽しい。 八島ヶ原湿原西北の端から車山迄は、 距離は有るが標高差は余り無くて厳しく無さそうだ。 眺望抜群の散策が楽しめるので、 車山〜八島湿原の周回コースがお勧めだと思う。
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出会った花: ・レンゲツツジ ・コバイケイソウ ・ニッコウキスゲ ・ハクサンフウロ ・グンナイフウロ ・ルピナス |