89
米田白山
(よねだはくさん)
274m
H17年2月11日
11時55分〜13時40分
岐阜県美濃加茂市
晴れ
”雰囲気の良い
山頂部の尾根は
  お勧めだ”
 川辺の造り酒屋さんで蔵開きが開催され妻が行こうと言う、それならその後近くの山へと美濃加茂に有る「白山」に登る事にした。

 この山は土地の名前が付き米田白山と呼ぶが、 地形図は白山と印字で正真正銘「白山(はくさん)」。

下米田町今信号にあるミニストップにて
米田白山
 カメラだけ持って11時20分家を出て、 花フェスタ記念公園西ゲート前を通り国道21号に出て河合大橋を渡り北上。

 この道はスムースに国道41号に入れるので、良く走っている。

 飛騨川に小山観音の有る新青柳橋への交差点を過ぎ、 次ぎの青柳大橋の信号角のミニストップで昼食を調達。

 蔵開きに行っていると寒くなりそうで、先に山に行く為この信号を右折する。

 道なりに左カーブし進むと右に小さな駐車場が見られたが、 ガイドブック「岐阜の山旅100」のコースで登る為通過。

 その直ぐ先大きな駐車場が有り、 白山展望台の指標が立つが駐車場は未舗装でここもパスする。
一帯は公園化されている 左上がりの坂を送電鉄塔に向かって登る
トイレと休憩舎 駐車場と登山口

 その先左に建物が見えて来ると右に舗装された駐車場が有り、 10台程度止められここが登山口。

登り始めて直ぐ振りかえると見えるが雲で霞んでいる
伊吹山
 道を挟んで向かいにはトイレと高くて大きな建物が有る、 休憩用だけであればこの高さと広さは要らないのだが。

 多目的に利用出来る様に、大きな物を建てた様子。

 駐車場の一角に案内板が有り、 「下米田桜の森」と書かれ遊歩道の案内が有る。

 案内板に「岐阜の山旅100」の、 ここから送電鉄塔に向かう道は入って無い。

 11時55分駐車場の奥、左上がりの道を送電鉄塔に向かって歩き始める。

 少し登り振り返ると真っ白な山が見えてきた、方向から「伊吹山」の様子。

 左からの石畳の道を遣り過すと、12時10分送電鉄塔に着いた。

 鉄塔に入ってみると笠置山から左に眺望が広がっているが、景色は平凡な光景。
林の中は気持ちがやすらぐ
良い感じの樹林

 登山道に戻り自然な道を進むと雑木林のトンネル来て良い感じとなり、なだらかになると左に分岐が有り木で入ら無いの合図がされるが、送電鉄塔に向かっていると思う。

 少し進むと雑木林から出て開け大岩が見られ、眺望が広がる様になった。
最初の平らな大岩より
中央アルプス

 御嶽山は残念ながら下の方だけで雲の中だが、僅かに見える中央アルプスが白く輝いている。

 頂上部の尾根を西に進むと左に大きな岩が有り、岩に登ると下に木曽川と兼山から可児の町が見えて、左に恵那山から笠置山迄の眺望が広がっていた。
登山道から少しよじ登った大岩にて
左「笠置山」右冠雪の「恵那山」

 この山頂部の道は何故か気持ちが良い、 人に出会う様になるが殆どの人は登山靴を履いて無い。

兼山の少し木曽川下流の山を通り木曽川を渡り米田白山を貫通している
東海環状自動車道
 又も左に大岩が有り登ってみると、直ぐ下に東海環状自動車道が 兼山の古城山の下側直ぐの山を貫通し木曽川を渡っているのが見えていた。

 そしてこの白山を貫通して、美濃加茂の東にと続いている。

 恵那山・笠置山そして左に飛騨川と川辺の町、上には 納古山の山並みが見えこの眺望は素晴らしい。

 12時30分暖かそうなのでここで昼食とする、 岩に腰掛けて眺望を楽しみながらのんびり出来て気分上々。

 登山道を二人連れが歩いて来たが、 ここは少し高い所の為か我々に気付かずに通り過ぎて行った。

 食事後先に三角点と白山展望台が有る筈で、 進むと分岐に来たが指標は無い。

 右は広い遊歩道で左は狭い自然道、 自然な道の方を覗くと先に三角点らしいのが見えていて入る。
右に広い道が有るが左に行く 小広場の中央に二等三角点
三角点への分岐左へ 「米田白山」山頂の二等三角点「則光(のりみつ)」

 直ぐ小広場に来て二等三角点「則光」が有り、 「米田白山」山名板が木に付けて有る山頂に来た。

右の岩の方から下りてきた
反射板から下りてきた合流点
 眺望は全く無い山頂は、居心地は良く無いので少しで先に進む。

大きな反射板の裏に来ると柵が有り、今迄の良い雰囲気を害していた。

 先に進むと小さい岩の降りに来て、 妻が左に進むので「そっちじゃない」と言うと道が有ると言う。

 然し方向が違うので適当に真っ直ぐ降ると広い遊歩道に出た、 三角点手前分岐に有った遊歩道に繋がった様だ。

 この分岐は逆にこちらから登ると、 岩場の登りの右に道が有る様には見え無い。

 指標も無いのでこの分岐は分かり難いと思う。

 遊歩道を行くと初めて標柱が立ち左「白山展望台」と有り、 入ると立派な東屋の展望台に来た。

 白山は見えて無いが、眺望は広がっている。

先の左は鳩吹山右は猿啄城址(城山)金毘羅山
飛騨側・木曽川合流点、奥の山左「鳩吹山」右「金毘羅山」
 飛騨川と木曽川の合流点が見え、 その先木曽川の右は先回登った猿啄城祉(城山)から金毘羅山だ。

 川の左に鳩吹山が見られ、 伊吹山は雲が掛かり微かにしか見え無い。

 展望台の手前に奥へ道が有り入ったが、ぐるりと回って来るだけだった。

 何の為に有るのだろうか、道を作った意味が分から無いのだが?

 戻りジグザグに付けられた遊歩道を降って行く。

 この辺りはここ迄整備すべきかと思う程、手が入っている。

 公園となれば色々な人が楽しむ為、 山には過剰と思える整備も止むを得ないのかもしれないが。

 然し三角点迄結構良い雰囲気だったのが、一挙に崩れてしまうのが惜しい!
公園として整備され ジグザグに広い道が作られて
柵の付いた遊歩道 幅広いなだらかな道

 分岐に来ると指標が立っていた。

 今来た方は「白山展望台」右は「まどろみの広場」、 左は「さわがにのかくれんぼ」と有る。
「白山展望台」・「まどろみの広場」・「さわがにのかくれんぼ」とある 橋の直ぐ下が「さわがにのかくれんぼ」
分岐指標 さわがにのかくれんぼの橋

 「さわがにのかくれんぼ」の方に降って行くと橋が有り、 沢の中で遊べるように整備されていた。

 その先進むと舗装された駐車場が有るが車は止まって無い、舗装された車道を降って行くと右に遊歩道が有り、車道と分かれそちらに入った。
大岩より川辺町方面
飛騨川と奥に「納古山」・・白山展望台にて

 階段状の遊歩道を緩やかに登ると分岐に来て、右「まどろみの広場」の指標が有るが左に降り未舗装の大きな駐車場に来ると、ここに「白山展望台」の大きな案内が有った。

 右に車道を進むと直ぐ、13時40分登山口とした一番奥の駐車場に戻る。

 川辺の酒屋「平和錦酒造」で、 蔵開き限定「朝しぼり」と一番ノーマルな「金泉」を買い帰った。

 この山は高さも無く物足りなさは否め無いが、北から登ると三角点迄は自然な良い山歩きが出来、特に山頂尾根部の大岩が続く辺りは居心地が良く、これ以上公園化され無い事を望むばかりだ。


本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
書き込みの赤破線はこの辺りを歩いたと言う思い込みです
確認出来た山: ・恵那山 ・笠置山 ・中央アルプス ・伊吹山 ・鳩吹山 ・猿啄城址(城山)


TOP 山行一覧 山歩き8