76 | (しゃくしたけ)1,440m 保月山 (ほづきやま)1,273m |
H15年5月17日
8時15分〜13時30分 福井県大野市 晴れ |
経ヶ岳に登らないと 何か遣り残した 感がする | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
5時家を出て関インターで東海北陸自動車道に入り、
白鳥から油坂峠を越え九頭龍湖畔を通って荒島岳登山口の勝原スキー場を過ぎ、
開けてきて村落に入ると直ぐ目指す「奥越高原」の案内が有った。 右折し越美北線を渡り道なりに走って行くと、 33号に突き当たり右折北上して行く。
分岐に来て大きな報恩寺線の案内が有り右に進む、 直ぐ山の中に入るが舗装され良い道。 どんどん高度を上げて行くと、 車が4台駐車していて右に林道が見られゲートが閉まっている。 横に経ヶ岳登山口の看板が有り「唐谷コース」の登山口で、 見送り進むと眺望が得られるようになり、奥越高原の施設が見えてきた。 その先左に駐車スペースの有る所に来たら、車が1台止まっている。 降り気味に進むと直ぐ舗装が途切れる手前に、 「保月山・経ヶ岳登山口」の案内と階段が付いていた。 先に進むと直ぐ電波受信塔が有り広く、 3台の車が止まっているが未だ数台は止められ駐車する。
8時15分林道の法面に付く階段を上がるとズミが咲き、 その先杉林の緩やかな暗い道に入って行く。 杉林は長くは続かず、 角張った岩がゴロゴロし登り難い自然林の急な道に変わった。
登山道脇の植物は色濃くこの辺りは栄養たっぷりの土壌の様子で、 ブナの木が出てきて細い木だが登るに連れ大木が見られ、 新緑に光が差し込む光景は何時見ても美しい。 チゴユリとイワウチワが見られるが、 イワウチワは時期が少し遅いのか咲いているのは僅か。
汗びしょりになりながら、 9時20分三等三角点「笹谷(ささだに)」が有る「保月山」山頂に着いた。 大きな荒島岳が右に見えるがぼんやりで、 左の報恩寺山は近いのではっきりしている。
少しで杓子岳に向かうと直ぐ先で細尾根の登りと変わった、切り立った狭い所や、 階段やロープが付く急な登りが出て来るが余り危険では無い。
タムシバの白い花が一杯咲いている、 コースは面白いが少しずつ登りが辛くなって来た。
ショウジョウバカマは満開だ、小さなコイワカガミの真っ赤な花も見られる。
岩の間をアップダウンし左に丸い中岳が見えて来ると、 10時25分杓子岳に着いた。
笹の中広場となっていて笹原の先に中岳、 その右に立派な経ヶ岳が見え斜面には残雪が有る。 右下に感じの良い新緑の森が見える、 森全体が同じ木のようだがブナの木の森か?
ここは虫も多く休んでいても落ち着かず少しで中岳に向かう、 笹原の切り開かれた道を少し降り、黄色いキジムシロの花を見て10時55分中岳に着いた。
前方に一段と大きな経ヶ岳が聳え、 登山道は尾根伝いに山頂迄続いている。
ここは虫も殆どいなくて、ザックを枕にゆっくり寝転んで休む。 丁度気温も適当で気持ちが良い。 下山してきた人が寝ているのを見て「良いですね!」と声を掛けて行く。 然し疲れは取れ無い、 40〜50分で山頂に着けそうだが体調を考え戻る事にする。 11時30分下山開始、 時間的に早く何人もの登って来る人に会いながら杓子岳に戻った。 高校生らしい7〜8人が登ってきた、 先生だと思う若い男性が「12時近いので昼食」と叫ぶ。 「ここは虫が多く先の中岳は少ない」と助言したが、 聞く耳を持た無い感じで無視をされた。
保月山に向かうが、降りが辛くなって来て休むと虫が寄って来るので煩い。
12時40分保月山に着き、その後順調に降り13時20分登山口に戻る。 登山靴を新しくし重くなったせいか、 前回の北山も疲れたが今日はそれ以上に大変疲れた。 経ヶ岳に行か無かったのは正しかったが、 大勢の登山者の中で途中で帰ったのは我々だけだと思うと情けない。 六呂師高原スキー場に行き、 トロン温泉”うららの湯”(入浴料600円)に入る。 湯が綺麗で又人も殆ど入って無く、 ゆっくり汗を流すことが出来て良かった。 スキー場敷地内の”ミルク工房”にてチーズケーキを食べたが、 濃密な味の優れ物だと思う。 この山は登山口迄長い林道を行くのだが、 びっくりする程道は良く快適に走りながら登山口に着け、 登山道は自然で然もほんの初めだけは杉林だが、 それから先は自然林が続き春秋共楽しめそうだ。 眺望も今日は霞んでいて駄目だったが、荒島岳からぐるっと広く見渡せ非常に良い、 山頂に登った登山者は白山が綺麗に見えたと言っていたので、 澄んだ時は素晴らしい白山に会えそうだ。 追記: 経ヶ岳山頂を踏んだ記録 ⇒H20年5月27日
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出会った花: ・チゴユリ ・イワウチワ ・ショウジョウバカマ
・コイワカガミ ・キジムシロ
・カンスゲ・ ムシカリ ・ミツバツツジ ・ズミ ・ミヤマシキミ |