70 | (ふたつもりやま) 1,223m |
H14年12月15日 10時20分〜14時30分 岐阜県福岡町 晴れ時々曇り |
”恵那山から 笠置山の 大展望に感嘆” | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
朝起きると天気が良さそうで、急に山に行く事にした。 眺望に優れているとされる二ツ森山にするが、 家を出たのが8時50分になってしまう。
中津川ICで降り257号を北に走り福岡町が近くなると、 左前方に二ツ森山が見えて来る。 右側に「お茶の白川園」を見てその先、 左側に「二ツ森山」の案内が有り交差点を左折。 付知川を渡り突き当たりを右に、ここにも案内標識が有った。 直ぐ再度突き当たり県道70号に来て左折し山方面に入って行く、 道は狭いが舗装され走り易い。 立派な家が多い間を登って行くと、 少しずつ道の両側に雪が残っているが走行に問題は無い。
「二ツ森山登山口」案内が有り、 その先少し降った所の駐車スペースに3台が止まっている。 計5台は止められそうだ、 1台の車の人は登山口を見に行かれたのか峠から戻ってみえた。 10時20分歩き始める、 檜林の中の道は5cm程の積雪で先行者の足跡を拾いながら進む。 尾根に上がるとベンチが有るが、その上にも雪は一杯積もっている。 尾根道を軽くアップダウンして進み、 11時05分「第一展望台」に着いた。 西の白川町から金山町方面が開けている。 右の端には上手い具合に山の間に白山と別山が白く輝いていた。
その先「第二展望台」に着くと、 同じ西方面が開けるが特に新しい見所は無いのだが?
単独男性の下山者に会う、 この辺りから樹間に御嶽山がちらちらと見えている。 早く展望の利く所に出たいと思うが檜と雑木林の道が続き、 少し登ると標高点1,160mに着いた。 「頂上へ」の案内を見て右に直角に曲がる、 「ダナのシャクナゲ」の看板が立つがどの木がシャクナゲ? 見回した所では、シャクナゲの木は無さそうに思う? ここから長い降りが続いた、 単独男性下山者に会い山頂は誰も居ない事になるのだが。 檜も少なくなり自然林の様相になって来ると、 積雪は20cm程と多くなったが歩くのに支障は無い。 登りに掛かった先「こうもり岩分岐」案内が有り、 「こうもり岩へ60分」と書かれているが見送る。 雪で滑りながら急な登りを過ぎると、 なだらかな道が続き林の中に建物が見えて12時山頂に着いた。 左に休憩舎が立ち、右手一段高く大きな岩の上に山名板と二等三角点 「二ツ森(ふたつもり)」が有る。
手前の岩には祠も有り、なかなか雰囲気の有る山頂だ!
岩の上に上ると、恵那山をメインに雄大な景色が広がっている。 広大な恵那盆地を挟み白く輝く南アルプスから大きな恵那山、 山並みの右端には笠置山。
この感動は何か?人を包み込む様な感覚だ、 雄大な景観のせいか心が落ち着き優しい気持ちになる。 大岩の上は雪が溶けていて滑る事は無いが、 奥を覗き込むも下が見えず深く切り立った山頂の様だ。
休憩舎に行くと樹間に白く輝いている大きな御嶽山が美しく見え、 これもまた素晴らしい。 奥に進むと中央アルプスの山々から、 右に南アルプスと恵那山迄一望で絶好のビューポイントだ。
中央アルプスは一番左に木曽駒、 そして宝剣その手前に前回登った三ノ沢岳と空木・南駒が見える。
その右に少し遠いが鋭角な山容の塩見岳、 少し離れて荒川・赤石・聖の南アルプスが確認出来た。 一人の男性が登ってきた、駐車場で登山口を確認していた男性の様子。
休憩舎の中も綺麗だが、 薄く日が射しているので山頂大岩の上で昼食とする。
狭い山頂の為人が多いとこんな気分になれないだろう、 冬山もこのような良さが有る。 随分ゆっくりし13時15分下山開始、 二つ森林道に降りる事も考えたが雪の上に足跡が無い。 道が判り難く初めて歩くのは避けた方が良い、 又林道歩きも由としない為来た道を戻ろう。 雪道の下りは楽しい、 急な所は半分滑る感じで速いスピードで降った。 13時45分1,160m地点に戻る。 天気はどんどん良くなってきて、林越しに光が強く射し込んで快晴の様だ。 もう少し粘って山頂に居れば 違った景観が楽しめたかと思いながら、14時30分車に戻る。
この山は途中の2箇所の展望台以外全て林の中で、 眺望は無いが山頂の大展望は素晴らしく、御嶽山が美しく見えるが恵那山を中心とした 雄大な景観の方が心に残る貴重な体験をさせてくれた。 登山道は総じてなだらかで、積雪が有ってもアイゼン無しで登る事が出来ると思う、 この地域は積雪が少なく、冬の空気の澄んだ時に眺望を求めてのお勧めの山。 追記: 「二ツ森山」東峰の記録
確認出来た山: ・御嶽山・南木曽岳・高峰山・木曽駒ヶ岳・宝剣岳
・三ノ沢岳・空木岳・南駒ケ岳 | ・塩見岳・荒川岳・赤石岳・聖岳・恵那山・大川入山・笠置山 |