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金華山
(きんかざん)
329m
H14年1月19日
10時50分〜13時20分
岐阜市 曇り時々晴
”故郷の山は
 懐かしい
 匂いがする”
 体調優れず2ヶ月振りの山行となった、 2002年の登り初めとして故郷の山「金華山」に登ろう。

 子供の頃の遊び場で有り、何度も登っていて体調不良も不安は無い。

広々とした登山口
登山口
 東の大釜登山道から鼻高コースで山頂を踏み、東坂コースで戻ろう。

 8時50分家を出て喫茶店で朝食兼のコーヒーを飲み、 156号岩戸トンネル東側の達目洞に向かった。

 トンネルに近い所で右折して山の際を左に入り、 長良川の向こう側の雄総と結ぶ建設中の高架橋を潜る。

 少しで山に囲まれた雰囲気の良い場所に来ると、 大きな家が一軒だけ建っていた。

 正面奥に金華山山頂のお城が見えているが、かなり遠くに見える。

 「妙見大菩薩」の大きな石碑が立ち、前の広い空き地に車が2台止まっていた。

 人様の土地に止めるのも気が引けるので道路の端に駐車、準備をしようとして家にザックを忘れてきたのに気が付いた、山に行くのにザックを忘れるとは!

 雨は降りそうに無く、 妻が水を持っていて山頂には売店が有るので問題は無いのだが!

尾根から長良川越に百々ヶ峰
百々ヶ峰
 10時50分歩き始めた、舗装はされて無いが車が通れる道を入って行く。

 少し進むと標識が有り、 「直進岩戸・岐阜城」で右は「西山尾根・岐阜城」で右に入った。

 尾根への登りだが道は良く踏まれていて、登り易い道が続いている。

 少し体が暖かくなったと思ったら、11時10分尾根に上がった。

 ガイドブック右に5分で西山とされ、 4分でコブに来たが山名標識等何も無い。

 林越しに長良川と雄総の町や百々ヶ峰が見えるが、 見晴らしは良く無いので直ぐ戻った。

 地形図を持ってきて無くて西山の場所が分からない、もう少し東かも。

 元に戻り尾根を西に向かう、 右は急斜面で直ぐ下に長良川が流れ左はなだらかで広い谷間。
右下は長良川
百々ヶ峰方面のパノラマ

 自然な気持ちの良い道が続き、少しでコブに上がった。

稲葉山城(岐阜城)
岐阜城
 降って登ると岩場にハシゴが付き、 北側が開け長良川の先に百々ヶ峰の全容が望める。

 この辺りからヒトツバの群落が有り岐阜城が時々見え、 二つ目のコブに来るとハシゴの岩場で変化が有り面白い。

 お城が近くなると、眺望も良くなり何回も止まり楽しんだ。

 「瞑想の小道」コースと合流し左に急登少しで山頂に着いた、 お城の前の広場には山歩きの人が大勢休んでいる。

 過去のイメージではロープウエイで登った観光客が一杯と思っていたが、 冬の季節のせいか少ない。

 ロープウエイの方に行ってみると、 展望レストランの屋上が開放され大きく眺望が得られている。

 ぐるり見渡せ、「養老山地」「伊吹山」それに「能郷白山」が確認出来た。

 然し今日は霞んでいて、惜しいかなはっきりと見えていない。

 只絶好の展望台で有る事に違い無く、 澄んだ時で有れば素晴らしい眺望が楽しめると思う。

 12時50分お城とロープウエイの中間辺りに、 東坂コースの案内が有り入って行く。
長良川を挟んで岐阜の街先は伊吹山
岐阜市内・長良川・伊吹山方面パノラマ

 深い林の中に暗い感じのジグザグの道が、急降下しながら続いている。

大岩壁と岐阜城
 暫く降ると尾根の岩場の道で明るく、 振り返ると大岩壁の左上にお城が見えた。

 なかなかのビューポイントで、この辺りは気持ちの良い道となっている。

 ベンチの有る広場に来て、 岩戸と日野の分岐を左に取り日野達目洞方面へ進む。

 少し降ると幅広い道に変わり、大木が目立つ良い林に来た。

 金華山は国有林で自然の樹木が残りツブラシイが多いが、 この木はコナラの様子。

 赤い「山火事注意」の横断幕が見えてくると、車の通れる林道になる。

 広くなって2台位は駐車出来そうだが、 林の中で雨後に入り込むと湿気てスリップしそうだ。

 その先少しで13時20分、達目洞(だちぼくぼら)に止めた車に戻る。

展望台より伊吹山
 鎌を持った人が声を掛けてきた。

 この広場の大きな一軒屋の 住人で、信長の家臣だった先祖が300年程前に拝領し住み着いたとの事。

 静かな山間の良い所に住んで居られて、羨ましい限りだ。

 但し今は調整区域になっていて新たに家は建てられ無い。

 15年前に植えたと言われる枝垂桜や、色々な種類の桜の木が有る。

 4月の花の時期はお城を借景に、静かで良い花見が出来そうだ。

 西山の事をお聞きすると違う一番東のこんもりとした山が西山で、車が駐車の土地はこの方の物で無く岐阜医師会の土地との事。

 同じ所に戻るとするなら金華山の登山コースとしてはこの周回が変化が有り、 お勧めコースだと思う。


 追記:「別ルートの記録」
  H21年4月19日  馬の背道〜山頂〜鼻高道〜大参道〜唐釜道〜七曲道〜山頂〜瞑想の小道


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本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
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  確認出来た山:  ・伊吹山 ・霊仙山 ・百々ヶ峰


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