56 | (ほとけがおやま) 1,139m |
H13年9月23日
8時15分〜13時40分 岐阜県萩原町 快晴 |
”雄大な御嶽山 振り返れば白山 これはご馳走だ” | |||||||||||||||||||
天気が余りに良さそうで、前の日に急に山に行く気になる。
余り体調も良く無く軽くて眺望の良い山に行こうと、 寺田小屋山か仏ヶ尾山とした。 6時30分家を出て41号を順調に走る。 下呂近く迄どちらに登ろうか迷っていたが、 他の方のホームペジで寺田小屋山の林道工事中と情報が入っていた。 少し厳しそうでも、確実に登山口迄行ける仏ヶ尾山にする。 下呂を通り上呂駅前の信号を左折、 飛騨川を渡りJAの裏を左折し山に入った。 良い道で迷う事無く登山口に着く、 3台は駐車可能な直ぐ先のお墓の横に止めたが他に車は無い。 8時15分登り始める、天気は快晴で眺望に期待が膨らむ!
檜林に入って行くと道が幾つも出て来て、どれが登山道かと不安になる。 然し迷いそうな所は指標が有り、矢印にカットされた方に進む。 少しで送電線が走る切り開かれた所に出た。 笹の道となり笹に付く朝露でパンツが濡れてきたが、 檜林に入ると笹は無くなる。 ここからは直登となり、厳しい登りが続く。 15分程で急坂を登り切るが、その後も尾根のかなりの急勾配の続く登山道だ、気温は低めだが汗が結構出て来ている。 ザックからタオルを出して、ポケットに入れ拭きながら登って行く。
直ぐロープ場の急登となるが、 檜の根が道に出て滑らずロープに頼らなくても登られる。 8時45分「展望広場」に着いた。 萩原の町と飛騨川が望めずうっと先に恵那山も確認出来るが、見えるのはこの方面だけ。 展望広場と言う程に眺望は広がっていない。 又林の中に入る、 時々自然林となるが殆ど檜林の為花は何も咲いて無さそう。 ただ檜のお蔭で登り易い登山道となっていて、 日差しも遮ってくれている。 「後1km」の案内を通過するがずっと登り続きで一息付けず苦しい、 軽く登れる山では無い様子。
見えました御前山の左に御嶽山の雄姿が! 剣が峰・摩利支天・継子岳とはっきり見え、 山頂での眺望を楽しみに再び登り始める。 降り気味に少し行くと急登となり、 登り切って9時50分1,120mPのコブに来た。 1本の石柱に「御嶽大神・白山大神」と彫られ、 以前はここから両山が見えたと思う。 右に直角に曲がる感じで尾根を降り、 登ると10時10分小広場の明るい山頂に着く。 山頂標識の右手に御嶽山が大きく、 雄大と言う言葉がぴったりの感じで暫く見惚れてしまった。 手前に御前山の全容が見え振り返ると白山、 右の山並みの先に野谷荘司山・三方岩岳も続いている。
御嶽山の左に乗鞍岳その左樹木で見辛いが焼岳の様で、 右遠くに恵那山のピラミッド。 ここには二等三角点「野上(のがみ)」と山名板が有り、 御嶽山と白山方面が切り開かれていた。
誰もいない静かな一人占めの山頂でゆっくり景観を楽しむ、 気温も丁度良く至福の時を過す。
登り始めてから誰も会っていない、 今日はこの山を独占かなと思いながら降りる。 穴岩近くになると人の声が聞こえてきて、10人程の団体に出会う。 少し降ると又15人程が登ってきた、狭い山頂で会わなくて良かった。 12時40分登山口に戻る。 上呂で「あゆ雑炊」を食べ、下呂温泉「幸の湯」で汗を流して帰った。 幸の湯は地元の銭湯だったと思うが、 新しくなり打たせ湯や・泡・ジェット風呂も有る。 それに露天風呂も設備され入浴料300円と安い、 但し石鹸シャンプーは浴室に無い。 標高の割に登りが厳しい山、 全山植林され新緑・紅葉・花は期待出来無い為人気が無いと思う。 この山は空気の澄んだ時に眺望を求めて登る山だ、御前山の全容が見え、 又御嶽山・白山が座ったまま同じ場所で振り返るだけで楽しめる。
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確認出来た山: ・御嶽山 ・御前山 ・乗鞍岳 ・白山 ・恵那山 ・野谷荘司山 ・三方岩岳 出会った花: ・アキノキリンソウ |