50 | (かいづきやま) 1,234m |
H13年5月20日 9時30分〜15時10分 岐阜県春日村 晴れ |
”渓流沿いの道は 良いが ブヨに好かれ!” | |||||||||||||||||||
7時20分家を出て多治見ICで入り大垣ICで降り、
池田町~揖斐川町を左へ県道32号に進む。 左側に「長者平スキー場」の看板を見て少し行くと「長者の森」の案内が有った、ガイドブックに長者平キャンプ場からと有り、改修中の道を進み「長者の森」案内を見て左に入る。 直ぐ左に大きな駐車場が有るので止めた、 案内が何も無いので中央の舗装された道を登って行く。
ただキャンプ場から登るので、 二階建ての大きな建物の奥からキャンプ場に入ってみる。 小さな流れが有り、そこに「貝月山登山道」の案内が立っていた。 ここから入れば良いと思うので、駐車場に戻り9時30分登り始めた。 トイレ迄来るとバケツを持ったおじさんが、「山へ登るのか」と話し掛けてみえる。 「熊に注意」の新しい看板が有るので、熊が出るのですかと聞いてみた。 大丈夫と言われたが、 「遭遇したら目を合わせたまま後ずさりし逃げなさい」と教えて頂く。
登山口の案内の奥の沢に架かる木橋を渡ると、 本格的な登山道に変わった。 杉林の中かなり踏まれていて、 自然の登り易い道が谷沿いに続いている。 チゴユリ・ラショウモンカズラの写真を撮っていると、 夫婦と小学高学年と思う男の子2人が追い抜いて行った。 少しで「長者岩」に着くと、昔話の説明板が見られる。 飛び石伝いに右に左に沢を渡りながら進むと、 10時に「少将淵(しょうじょうぶち)」への分岐に来た。 3人連れが沢から戻ってきて、 「滝迄直ぐだから入ってみたら良いと」言われる。 急な谷への降りはロープが有るが危険で無く、 降りると小型だが纏まりの有る滝壺の深い「少将淵の滝」が見られた。 登山道は何度も狭い沢を渡りながら高度を上げて行くが、 今日は風が無く暑い。 10時30分「三段滝」に着くが滝は小規模で写真も撮らず、 滝の前の岩は「忍者隠れ岩」と有った。
暫く進むと急な道となって、ロープ場が何箇所か出てきた。 二日酔いが残っているせいかきつい、 妻も体調悪いと言って遅れ気味となる。 休もうにも止まるとブヨの集中攻撃に遭うので、 ゆっくり休憩する気にならない。 可憐なイワカガミの群落が有るが、 ロープ場の急斜面で写真を撮るのも難しい場所だ。 妻は花どころでは無いと必死に登って行く、 結構危ない所も有る。 11時15分揖斐高原登山道と合流の尾根に上がる、 晴れてはいるが霞んで見晴らしは良く無い。
又日陰が無くなり、日射しを直接浴びて暑い。 少しだが白いタムシバの花が咲いている先、 ベンチ用の石が置いて有り腰掛けて休む。 ブヨは少なくなったがそれでもまだ煩い、 妻は疲れてもうここで良いと言っている。 然しこの先は尾根道でそんなにきつく無いと思われ、 妻を励まし先に進む。 小さなコブを巻いた所に来ると、小貝月山と書いて有った。 少し進むと前方に「貝月山」山頂と思われるピークが見え、 もう一登りで着ける。
一旦降り石楠花が咲いている下を通り抜けると、 12時05分「貝月山」山頂に着いた。 二等三角点「品叉(しなまた)」とベンチ、 それに大きな展望台が有り5〜6人の先客が休んでいる。 虎子山・国見岳と伊吹山ははっきり見えるが、 白山は微かに見える程度で遠くは駄目だ。
昼食を取るがブヨが飛んでいて、 ベルトに蚊取り線香を付けた人が効き目が有ると言われる。
リーダーと思われる男性はバスをチャーターし、 「ふれあいの森」に廻して有るとの事。 「ふれあいの森」迄なら、30分程で下山出来ると思われる。 13時下山開始、帰りもブヨに悩まされながら同じ道を降って行く。 ロープ場も難無く降りるが暑い、 谷水で顔を洗おうとして滑りしりもちを着き濡れてしまった。 14時20分三段滝に戻るが、ここからがなかなか少将淵に着かない。 疲れている為余計遠く感じる、14時45分少将淵に来た。 道も平坦で歩き易く楽になり、15時10分駐車場に戻る。
登山道は尾根に上がる迄は自然で、 谷を渡ったりロープ場も多く有り面白くて楽しめる良いコース、 然し時期が悪く暑さとブヨには参った、余計疲れが増した様だ。 梅雨時は少し危険なコースとなると思われるが、 殆ど自然林の為秋は眺望と共に良いのでは! かすがモリモリ村リフレッシュ館(入浴料400円)で薬草風呂に入る、薬草の香りが強く如何にも体に効きそうだ、注文しなかったが薬草の天ぷらもメニューに有った。
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確認出来た山: ・伊吹山 ・国見岳 ・虎子山 ・鑓ヶ先 ・白山 出会った花: ・ラショウモンカズラ ・チゴユリ ・イワカガミ ・タムシバ ・シャクナゲ |