303
西水源山
(にしうれやま)
1,313m
H21年10月30日
9時30分〜13時20分
岐阜県 高山市
晴れ
 ”自然林の
散策路は新緑と
 紅葉の名所”
 「せらぎ街道」の紅葉は以前行って素晴らしかった、 然し道路沿いを楽しんだだけで山に入って無い。

 標高点1,313近くを頂上とし遊歩道を整備、 山中はもっと紅葉が楽しめると思い再度行ってみよう。

登山口とした「こもれび広場」
 喫茶店でモーニングサービスの朝食を取り、 御嵩ICで東海環状に入り郡上ICで降りる。

 156号に出て右折直ぐの信号を右に、 トンネルを潜り郡上署先のコンビニで昼食を調達。

 中坪の信号で左折し城山トンネルを潜り、 下小野信号で左折472号せせらぎ街道に入る。

 道の駅明宝を通過し飛騨美濃有料道路に来ると、 来年4月1日から無料と張り紙が有った。

 道の駅パスカル清見に随分車が止り、 平日だが皆さん紅葉に来たのか駐車場が心配になる。

 紅葉は見られるが華やかさが少ないと思っているとスタート地点の「こもれび広場」に着く、 広場駐車場は7〜8台止められそうだが1台も止って無い、9時30分歩き始めた。

 奥に進むと右手山側に「登山道入口 頂上まで1時間」の 案内が立っている所に道が上がっている。
入口に指標と奥に緑色が目立つ案内図 遊歩道案内

 直ぐ奥にはグリーン色が目立つ、 「西ウレ峠遊歩道案内図」が有るので登山口は分かり易い。

 急登して行くと下に紅葉した「こもれび広場」が見え、 登って行く先も紅葉が盛りの様子。
紅葉の道を登って行く

 右山となり左の谷側の紅葉が美しい、 尾根に上がり左山に変わり谷筋に回り込むと広い谷で見応えが有る。
左の谷も一面に紅葉 尾根に上がる

尾根を行く

 右から道が合流すし作業道から来られる道で、ご夫婦と思う二人がこちらに向っていた。

 谷筋を登って行くと岩を歩く様になり、少し足元は悪くなったが緩やかな登りが続く。
谷を登る 尾根近くになると指標が立っている

 尾根が近くなると真っ直ぐ急斜面を行かず、左に曲がり込んで尾根に上がった。
登って来た谷を見下ろす

 今歩いて来た谷が見え、 紅葉と言うより茶色に近いが結構美しいので少し前はここも綺麗だったのでは!

 右から遊歩道が合流した、 指標が有り「頂上まで30分・こもれび広場まで20分」となっている。
尾根を登る 気持ちの良い道を緩やかに降りる

 コブに上がり軽く降って緩やかな尾根をを進む、 この辺りは木々の葉が落ちていて冬の感じだ。
細いがブナが多い林が広がる

 暫く進むとコブに上がり標高点1,232に来た様子、 幅広いなだらかな気持ちが良い道が続く。

 左側唐松林となるが余り美しく無い、 葉が落ち株立ち気味の大木が道の際に見られるが何の木だろうか?
初めて開け唐松林の向こうに川上岳(一番奥の霞んでいる山)

 右手少し開け唐松林の奥に山が見えている、 東方向で川上岳の様だが霞んではっきり見えて無い。

 コブに上がると直ぐ下に指標が立ち右から道が合流した、 指標に右は「管理棟」となっている。
ずっと歩き易い道が続く 標高点1,313手前

 「頂上まで5分」と書かれた左に進むと、 ブナの結構太い木が出て来るが殆ど落葉した様子だ。
一番高そうなコブの下に立つ案内板 一旦降った所の頂上の指標

 登山口と同じグリーンの遊歩道案内図が見え、 奥に少し高いコブが有るが笹が茂り道が付いて無い。
ブナの黄葉が残っていた

 コブの下を通り黄葉の残るブナを見て進み軽く登ると指標が立ち、 「頂上標高1,313m」と有る。

 石も散在し少し山頂らしいが地形図1,310m未満と読め、 1,313mは先程の手前ピークだ。
一番高そうな場所の直ぐ手前の石柱 少し空間が有る1,313mピーク

山頂は木の高い所に板が有る
 妻を残して戻り人が入っていると思う所から、 笹の中を一番高そうな所を目指し入って行く。

 頭に少し赤のぺイントが付いた石柱が見られ、 その先一番高そうだと思う所に少し空間が有る。

 見渡してもここがピークだが何も無いと思っていると、 2.5m位の高さに山名板だと思う長方形の板が掛けて有った。

 字は読め無いがやはりこの場所が、標高点1,313mの場所で良さそうに思う。

 只山頂らしさは無いので山頂は遊歩道の場所で良いかも、 然し頂上標高1,313mは不味い。

 尚先程の1,310mを西水源山山頂とするなら、 ここ1,313mは西水源山最高点とすべき。

 戻り最初はかなり急な尾根筋を降り、 その後緩やかになり唐松林が見えてきて右の谷に降下する。
尾根を降って行く 唐松林の谷に降りる

 唐松の葉がひらひらと舞い落ちて来る中を降ると、 ほぼ平坦になり暫く進むとブナの大木が見えてきた。
暫く平坦な谷を行く ブナの大木

 かなり背丈が高い見応えの有る黄葉だったが写真が上手く撮れず、 この先少しで舗装された作業道に出る。
作業道に出ると右手唐松林 正面にも唐松林が見えて来た

 左に進むと唐松林が有り光を通し美しい、 少し進むと前方には光を受け輝いた黄金色の唐松が見えてきた。

 右にカーブし進むとモミジが真っ赤な紅葉をしている池に来て、 その先建物が立っている。
これが遊歩道案内に出て来た管理棟 「四季の郷」の大きな石碑

 中は使われて無い様だが指標に有る管理棟だと思う、 横に「四季の郷」と彫られた大きな石碑が見られた。

 駐車場やトイレが有るので大勢の人が居る、 遊歩道は何処だろうと車道の方に行ったが無い。
管理棟の前を通り沢に降りて行く 沢沿いに遊歩道が作られている

 管理棟前を通り沢に行くと道が続いていて、 沢を渡って右岸を降って行く。
車道を横切る 歩き易い道が続く

 余り歩かれて無い様だが道は整備され、 木立の中を気を持ち良く歩けるが時々車の音が聞こえる。
変化も有る道 遊歩道はずっと馬瀬川沿い

 少し降ると道路を渡り反対側を進む、 道路から少し奥に道が付けられて車の音も小さい。
紅葉の道

 然し叉道路を横断し少し進むと大木が見えてきて、 「ミズナラの大木」だが枯れかけていた。
枯れかけたミズナラの大木 座れる石が三つ有る所

 紅葉を楽しみながら沢に沿って降ると、 叉車道を横切るが結局ずっと沢沿いに遊歩道が作られている。
黄葉

 イチイの大木を通りその先、上部が平らな石が三つ置かれてベンチ用だと思われ、 ここは車道から少し離れているので、車の音も余り気にならず昼食場所とした。
車道が先に見えている 車道を渡ると「こもれび広場」

 食事後道沿いの山道の遊歩道を歩き始めると、 少しで車道に出て13時20分こもれび広場に戻る。

 広場は車が一杯で駐車待ちの車が有る程混んでいた。

 ずっと整備された遊歩道で山歩きとは少し違うが、 自然林が続き楽しめる、特に春の新緑や秋の紅葉は手軽に散策出来る割に見応えが有り、 お勧めのスポットだと思う。

 山名は「飛騨美濃山語り」さんが斐太後風土記に、 「西水源(ウレ)山」の記載が有ると調べてみえます、 昔から使われている字を使うべきだと思いますので、西水源山(にしうれやま)としました。

   *黄葉ハイライト →「西水源山」



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本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
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  出会った花:  無し


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