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権現山 (芥見)
 (ごんげんやま) (あくたみ)
317m
「光輪公園墓地側外回りルート」
H21年9月10日
10時25分〜13時20分
岐阜県 岐阜市
晴れ
”この時期は
蜘蛛の巣が多く
 眺望も今一”
 前回の山行から間が空き急遽出かける事にし、 歩いて無いコースの残る芥見の権現山に行ってみよう。

 この山は各務原側の伊吹の滝から権現山(各務原)・北山経由して登っている、 今日は芥見側から歩く。

 21号から坂祝バイパスに入り、 鵜沼インターから「おがせ」の信号で右折205号に入った。

光輪(こうりん)公園墓地駐車場、建物は管理事務所
 17号に来て右折しテクノプラザの先、 各務原アルプス登山口の有る桐谷坂を通過。

 大洞団地に入る倉知南の信号を目指すが、 通り過ぎ関IC近く迄行き戻った。

 サークルK先の信号を右折し西に、 信号の名前は記憶無いが地図に有る倉知南は無い。

 団地に入り最初の信号「大洞1」で左折、道なりに進むと仁王門から 願成寺(がんじょうじ)に来て右の大洞光輪公園墓地に入った。

 左のトイレ先に少し上がると左側に建物が建ち、 その先大きな駐車場が広がっている。

 建物は公園墓地の管理事務所で人が見え、 駐車の許可を伺うとOKで登山口をお聞きした。

 皆さん舗装道の墓地方面の上から降りて来ると言われ、 地図で西の尾根から登りたいと言うと、先程見た仁王門から川沿いに山に 入るのだが遠回りで、ここの向かいの土手を降りれば良いと教えて頂く。

 10時25分歩き始め、 土手に付けられた薄い踏み跡を降り畑の中の狭い道に進んだ。
畑の中を進み橋を渡って左へ 川沿いに山に向って進む

 先で軽トラが止っていて男性二人が雑談しているので、 先行していた妻が先に行ってと言う。

左の川沿いにモミジが多いのを見ながら奥に
 二人に「権現山に登ってきます」と言うと、 先の道を左の山に向い林道分岐を右に行くと広場に出て登山口と教えて戴いた。

 軽トラの横を抜け橋を渡り左に、 民家が無くなり右手養鶏場跡と思うのを見て山に入って行く。

 林道分岐に来てアドバイスの右の道を取った。

 左側の谷はモミジが目立ち時々サクラも有り、 谷の擁壁工事の時に植栽されたのだと思う。

 広場に来たが樹木で暗い、 真っ直ぐ林道は続くが尾根に上がるので右の道では無いか?

 妻は「違う真っ直ぐでは」と言うので地形図を出して確認、 やはり右の谷を登ると思われる。

 太い木の根本の倒れ掛かった籠に杖代わりにする木が有り、 籠に「権現山縦走路登山口」と書いて有った。

 ここの少し奥の暗い所には、「荒神様」と彫られた石碑が見られる。
登山口と書かれた籠が有る 奥には荒神様の石碑

 右に谷状の所に入ると直ぐ、 右山で良く踏まれているしっかりした道が続いていた。

登山道に入るとしっかりした道
 一登りで暗部に上がる、右のコブが管理事務所が言われた標高点180m 「緑山」だと思うが道らしいのは見当たら無い。

 左に尾根筋を登って行くと、道は歩き易いが結構急で暑くなってきた。

 ふうふう言いながら登ると、 男性が向かいから降りて来たので「眺望はどうでした」と聞く。

 「空気が澄んでいるのでまあまあ、御嶽山も見えた」と言われた。

 時々西から風が吹き抜ける場所が有り、 そんな所で休みながら登って行くと分岐に来る。

 左は右山で道が付くが、 尾根の端に長山城址が有ると事前に調べていて右の尾根筋に進んだ。

 急登少しでコブに上がる、 ここが長山城址だが脇に灯篭が立つ神社で城の名残は見られず眺望も得られ無い。
長山(ながやま)城址の芳野神社 長山城址と芳野神社の看板

 木に「長山城址・芳野神社303m」の板と、 「火の用心」の板の下にはルート図が有り道が一杯有る様子。

 単独の男性と擦れ違い左に尾根道を進み、 両側潅木が茂った所を通過すると眺望が開けてきた。
見晴しが利く尾根道を進む 山の斜面の険しい岩と奥は各務原権現山

 各務原の権現山が見えている道は山火事の名残の枯れ木が多く、 枯れ木以外は未だ背丈が低いがそれでも殆ど緑で覆われて来ている、 少し前もこの近くで山火事が有ったがこのまま無事育って欲しい!

 険しい岩が見えて来ると右下の東海自然歩道へ下り北山に登る道を見送り、 アンテナを目指して真直ぐ進む。
アンテナの立つ山頂のコブへ 二等三角点「芥見村(あくたみむら)」と休憩所

 11時30分丸太のベンチや屋根付きの休憩所と、 二等三角点「芥見村」の有る山頂に着いた。

 誰も居ない山頂はぐるり眺望が得られるが、冬に来た時の様には見えて無い。
左金華山と直ぐ右奥伊吹山、右が百々ヶ峰

 空気は澄んでいるがこの時期は駄目で、御嶽山も見えていると言う程度だ。
凹凸の向山の奥に微かに恵那山

 日差しが強く暑いので、屋根付きのベンチに座って昼食とする。

東に進むと少し草木が被り気味
 アンテナの下にも地図が有り先程の北山への道の手前に、 芥見側への道が書かれているので見に行ったが見付けられ無かった。

 一杯道が書かれ今歩いてきた道は、 しっかり踏み跡が付いていたが他は薄いのではと思う。

 随分ゆっくりし12時30分下山開始、周回とするので東に進む。

 前回東海自然歩道を直登し登った踏み跡を右に見て、 先に進むと山波が見えてきた。

 各務原アルプスとか関南アルプスと呼ばれている縦走コースで、 この山も入っている。

 先に進むと両側の木が被さり気味になった、 今日は誰も歩いて無いのか蜘蛛の巣が張っていた。

 それに登りでも付いたが、草の種がパンツに一杯付きチクチクして痛い。
各務原アルプスが一望

 ストックを振り回し蜘蛛の巣を払いながら急いで通過すると、急降下し始める。

 かなり急降下して谷を回り込み、なだらかになると分岐に来た。
朽ちかけて根本に置かれた指標 芥見権現山右端、左コブから降った

 案内板が木の根本に置かれ、 来た方は権現山・真っ直ぐ桐谷坂・左が中将姫誓願桜となっている。

立派な山容の各務原権現山
 遠回りで墓地に下りる予定で、 事前に調べ途中から降る道が有るのは知っていた。

 分岐はショートカットする道で、急降下し最初に通った林道に出ると思う。

 然し真っ直ぐは桐谷坂としか書いて無く、 三輪公園墓地や願成寺と言うのは入って無い。

 分岐を見落としたと思ったが距離的に未だ来て無く、 墓地への分岐では無いと判断して直進した。

 直ぐコブの登りになり、こちらに進んで正しい。

 背後に先程居た芥見権現山、少し離れて各務原権現山がどっしりして見えている。

 登り切ると再び眺望が得られて、 各務原アルプス方面や瓢ヶ岳・高賀山方面も大きく広がり楽しめた。
各務原アルプス方面
高賀山・瓢ヶ岳方面

 先には桐谷坂と墓地の分岐が有るコブが見え、一旦降って再び登りに入る。
墓地に降る最後のコブが見えた 指標の有る分岐

 もう直ぐコブに上がるかと思う頃指標の有る分岐に来た。

 案内は直進「桐谷坂・迫間山方面縦走コース」、 左は「大洞光輪公園墓地・願成寺中将姫の桜」と有る。
分岐の指標 ビユーポイントから芥見権現山

 左に進む右山の道は先程居た山頂から右に大きく広がり、 ビューポイントとなっていた。

 尾根に戻り桧の植林帯を急降下、写真を撮っていると妻が急な場所でとたしなめるが それ程でも無い、降りの苦手な妻にとってはザレて滑りそうで恐い様子。
桧林の中を急降下 標高点173m付近

 なだらかになると叉雑木林となり、 軽く登ったので標高点173mに来た様だが何も無い。

 又なだらかに降り最後少し急降下すると、 ぽんとお墓の一角の舗装された道に出た。
ここから降りた、奥の松の木の下に登山道案内 桜の多い墓地公園道路を下る

 ガードレールの所に墓地の案内看板が有るが、 山の案内は奥の木の陰で舗装道からは気付か無いと思う。

 道路の外側に桜の木が多い道を降り、 カーブを二つ曲がると13時20分車を止めた駐車場に戻る、 花が咲く時期では無いが、 山桜の変種で珍しい木とされる願成寺の「中将姫誓願桜」を見て帰った。

 踏み跡は明瞭で戸惑う事は無いが分岐は要注意、 山歩きの楽しさは伊吹の滝からが変化が有り勝れている。

  「別ルートの記録」
     ⇒H18年1月29日  伊吹の滝〜各務原権現山〜北山〜芥見権現山往復


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本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
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  出会った花:  ・ママコナ


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