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岩岳 (設楽)
(いわたけ)
1,051m
H21年1月23日
11時30分〜12時45分
愛知県設楽町
曇り時々晴れ
”尾根を行く道は
 標高差は無く
  楽に山頂に”
 前日迄小雨が降っていたが今日はまずまずの予報、 その後冬型気圧配置が強まるとの事で山に行こう。

ビニールハウスが見える土盛り手前を左へ
 今日は暖かく先日雪で止めた設楽町の「岩岳」に登り、近い「段戸山」も予定する。

 前回の「岩伏山」と同じ道で、 257号茶臼山道路の手前駒ヶ原バス停を右折し名倉川を渡る。

 設楽山荘を過ぎ上がると道路際に少し雪が残り、 道も濡れているが凍結はして無い。

 前回Uターンした所を過ぎ変わらず舗装の良い道を進むと、 クネクネと急な登りに変わる。

 随分高度を上げ未だ着か無いのかと思う頃、平坦になり三叉路に来た。

 右手にビニールハウスが並び、 正面奥には「駒ヶ原山荘」が見えている。

 この三叉路を右に進んだ所に「段戸山」登山口が有る筈で、 道の膨らみに車を止め歩いて見に行く。

車道から分かれて農場に入るとゲート
 右に旧道だと思う安全な駐車スペースが有り、 直ぐの橋の先に「段戸山登山口」案内が見られた。

 戻り車を旧道だと思うスペースに駐車し、10時30分歩き始める。

 天候は曇りで良く無い、三叉路に戻り駒ヶ原山荘の入口を見ながら東に進む。

 山荘は大きな建物だが、ひっそりとし営業しているのだろうか?

 ここから先は道路工事中で車両通行止めとされ、広くして舗装する様だ。

 地面がドロドロの所を進み左に農園に入る道に来て、車止めがされ横から入る。

 直ぐ分岐が有るが幅広い右に進む、 右側ビニールハウス左は家屋で奥に送電鉄塔が見えてきた。

 山渓の分県登山ガイドガイドブックによると、 見えている奥の送電鉄塔に行けば良さそう。
農園の中を進む、奥右の鉄塔が目標 車道終点水路の左側の道を真っ直ぐ進む

 人が見当たら無い農園を東に進むと水路を挟み右手は道路の終点、左手に細い道が続き 入ると左に鉄塔指標が有り道が山へ上り、入口で見えた左側の送電鉄塔に行くと思う。

 峠の様な所に見えた送電鉄塔は先で入らず直進、 直ぐ溝状の少し水が流れている道になり歩き難い。
溝状の道を行く 普通の山道となった

 これも少しで終わり普通の山道を緩やかに登ると、送電鉄塔下の峠の様な所に上がった、 北側開けるが雲が低く垂れ込め里しか見えず。
鉄塔が見えてきて峠に上がる 北側開けるが山には雲が架かっている

 多分前回登った岩伏山が見えるのだと思うが、残念ながら駄目で右に進む。

 右山で少し行くと右に小さな岩岳の案内が有る、 道は真っ直ぐが広くて指標が無いと間違えそうだ。
右山で少し進む 鉄塔巡視路と別れ右に上がるポイント

 ここには鉄塔巡視路79・80の指標が有り直進は鉄塔巡視路だと思う。
右へ上がる手前の79・80鉄塔指標 小さな岩岳案内を見て右に上がる

 岩岳の標柱を見ながら右に軽く登ると、 尾根道となり低い笹の間に歩き易い道が続いていた。
尾根道の低い笹の間に良い道 笹が疎らな所も時々出て来る

 降って登り返す道は揺るやかでどんどん距離が稼げるが、少し笹の背丈が高くなってきて 前夜の雨が笹に残り、スパッツを着けていてもショートの為その上が濡れて来る。
笹が腰下程度になり露が滲みて冷たい 初めて指標が有り、手前右手に林道から道

 面倒なので暫くそのまま進んだが、冷たくなってきたので諦め雨具を下だけ付けた。

雑木が被さり気味でガスが出てきた
 冷たい笹を掻き分けての歩きは楽しく無い、帰りは直ぐ下に来ている林道で戻ろう。

 先程小さなコブを通過し降ったので、この辺り林道に近い筈で道が有りそうだ。

 少し登り平坦になると指標が立ち、 字が書いて無いと近寄ると薄いが「岩岳」と読める。

 顕著で無いが右手に道らしいのが有るので、 ここが林道からの登山道の様だ?

 林道から登った時この場所に指標が有ると安心するので、 立てられたと推測出来る。

 帰りここを入ってみようと思いながら真っ直ぐ進み、 軽く降り登ると平坦な笹の無い幅広い場所に来た。

 道は尾根左側に付き暫く進み、 軽くアップダウンすると前方に背丈の有る大岩が見えている。
山頂手前の平坦な道 大岩が見えてきた

 岩の前に来ると岩の左右に道が有る様な感じだ、 ルートが見えている右から登って行く。

 急で岩や木を掴んで登ると細い道少しで、 11時30分小さな広場の「岩岳」山頂に着いた。
大岩ゴロゴロの間を通過 小さなスペースの「岩岳」山頂

 小広場の先端に岩が有り東南方面が開けて、 岩の上に立つと一段と眺望が広がり痛快だが少し恐い。
山頂は曇っているが広く眺望が得られた

 正面奥に三ツ瀬明神山が目立ち、 手前は昨年登った岩古谷山・鹿島山・平山明神山・大鈴山。

 澄んでいれば南アルプスも楽しめそうだが、今日は遠くは全く駄目だ。
大鈴山から三ツ瀬明神山まで

 左の木の上には碁盤石山が見えて、その右には僅かに古町高山が覗いている。
碁盤石山と右端の三角錐の山は古町高山

 右の際は名倉CCが目立つ「仏庫裡(ぶくり)1071.9m」、 この先向う段戸山は見え無い様子。

 11時45分下山開始、字の薄い指標に戻り左の踏み跡に入ると直ぐ 明瞭となり少しで林道に出た。
林道の登山口指標(振返り撮る) 林道終点奥が登山口(振返り撮る)

 ここは林道の終点で、字が薄くなっているが「岩岳登山口」の 案内が立てられている。

 ガイドブックは2冊共農場からの道が案内され、 林道からは距離が余りに無い為か掲載されて無い。

林道を段戸山(山頂部雲がかかる)を見ながら下る
 農場内の道は私有地で、 指標は立てられず林道から登るようにしているのか?

 林道を降って行くと、先には段戸山が見えているが山頂部雲が有る。

 状態の良い林道だが退屈だ、 段戸山も周回と思っていたが結構長い林道歩きが有るのでピストンとしよう。

 未だかと思う頃林道にチェーンが有り、鍵がして有った。

 林道終点は駐車スペース十分で、 道は危険は無く通行禁止にしなくてもと思う。

 あちらこちらで産業廃棄物が違法に捨てて有るのを見る、 その為関係者以外入れ無くしているのか?

 黒田川に出ると工事で泥濘が酷い、 靴が泥んこになり農園を右に見て12時45分戻る。

 笹に付いた露が嫌で帰り林道を歩いたが、乾いていたら気にならない程度の笹で 尾根ピストンが良い、林道の下山口は指標も無く笹が茂り分かり難い、 岩岳指標直ぐ右手前南側を良く見ると見付けられる。

 ガイドブック山頂標高1,050m、地形図も標高点1,051mで無く西の コブ辺りに岩岳と印字だが、歩いた感じは大岩の有る現在山頂とする所が1,051mP だと思うので、その標高を取った。

 山頂の雰囲気として1,051mPが相応しいが、手前のコブを山頂とする所以が 地元では有るのか?



本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
  出会った花:  無し


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